米調査会社のForrester Researchは1月4日(現地時間)、米国でのタブレット販売予測を大幅に上方修正し、2010年の販売台数を1030万台、2011年は前年の2倍以上の2410万台と発表した。同社が2010年6月に発表した予測では、2010年が350万台、2011年が840万台となっていた。
Forresterは6月の予測発表後に行った消費者や企業を対象とした追加調査の結果や米Appleが公表したiPadの販売台数、多数のメーカーがタブレットを発売すると発表していることなどを総合し、予測を修正したとしている。
2011年も販売シェアのトップはiPadで、これは2012年まで続くと同社はみている。ユーザーはタブレットをPCよりもメディアプレーヤーに近い感覚で頻繁に買い替え、スマートフォンのようにプライベートでも仕事でも使う「ライフスタイル端末」として扱うという。Forresterは、現在iPadを所有しているユーザーの多くが今年発売予定の次世代iPadを購入し、初代iPadを子どもなどに“お下がり”として与えると予測する。
米GoogleのAndroidや米MicrosoftのWindowsベースのタブレットなど、iPad以外の端末がiPadから首位を奪うことはないが、市場の拡大によって複数メーカーの共存が可能になる。2015年の販売台数は4400万台になり、米国オンライン消費者の3人に1人に当たる8200万人がタブレットを利用するようになるとForresterはみている。
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