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» 2011年03月08日 14時41分 UPDATE

Microsoft、BingのHTML5版にGoogle Instant対抗機能を計画中のうわさ

MicrosoftがIE 9のリリースに合わせて発表する予定のBingのHTML5バージョンには、Google Instantに似た機能が搭載されるようだ。

[Nicholas Kolakowski,eWEEK]
eWEEK

 最近のうわさによると、米Microsoftは自社の検索エンジンBingの次期版にインスタントサーチ機能を組み込む計画のようだ。この技術はGoogleが2010年に発表した同様の機能とよく似ており、両社間の検索競争が一段と激しさを増すことになりそうだ。

 「Winrumors」ブログの3月6日付の記事によると、Microsoftは「Internet Explorer(IE) 9」の発表と同時にBingのHTML5バージョンをリリースする準備を進めているらしい。「インスタントサーチでは、ユーザーがBingの検索ボックスにキーワードを入力している間にページ要素が自動的に変化する」と同記事は説明している。「MicrosoftはHTML5版Bingのβプレビュー版をIE 9のリリースと同時に提供する予定だ」

 一方、HTML5版Bingのプレビューサイトでは、「入力途中での検索結果プレビュー」「検索結果のアニメーション表示」「ページ間のシームレスな移行」といった新機能が掲載されている。IE 9のβ版、Google Chromeおよび米AppleのSafari 5は、Bingのプレビュー版をサポートする見込みだ。ただし、現時点ではプレビュー版のダウンロードはできないようだ(プレビューサイト自体にも不具合が生じているもようだ。キャッシュ版はこちら

 このWebサイトを除けば、MicrosoftはBingの新機能について公式な発言を控えている。

 米eWEEKの取材に対して、Microsoftの広報担当者は3月7日付の電子メールで「われわれはBingのユーザー体験を改善する方法を常に模索しており、社内で新機能のテストを絶えず行っている。現時点で、これ以上お伝えできることはない」と述べている。

 Microsoftでは、Googleだけでなく米GrouponなどのWebサイトとの競争力を高めるために、さまざまな新機能でBingの強化に取り組んできた。今月初めには、地域の店舗の割引サービスを提供する「deals」タブがモバイル版Bingサイトに追加された。デスクトップ向けBingでは、一部の最寄りの店舗の横に緑色の「deals」アイコンが表示される。

 また、格安航空運賃を提案するBingの「Travel Price Predictors」機能も最近アップグレードされ、米ITAのソフトウェアが収集した航空各社のフライトスケジュールと運賃情報に基づいて向こう90日間の最安航空運賃を予測する機能が追加された。Microsoftは米KAYAKとの提携も発表した。この提携では、複数の都市や空港、航空会社から収集した情報で検索機能を強化する。

 従来のキーワード検索でGoogleと真っ向から競争することだけに注力するのではなく、旅行などの個別分野での勢力拡大にフォーカスするという方針は、知名度と市場シェアを徐々に獲得するというBing戦略に沿ったものだ。しかしインスタントサーチ機能の投入により、MicrosoftがGoogleとより直接的に対決する姿勢を次第に強めているという見方が広がりそうだ。

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