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» 2004年03月10日 15時55分 UPDATE

かわいくて悩ましい〜日本発売前のiPod miniを使ってみた (1/2)

米国で1月に発表されたコンパクトでカジュアルなiPod「iPod mini」。日本での発売日や価格は未定だが、米国版でその使い心地や、既存iPodとの違いなどを試してみた。

[こばやしゆたか,ITmedia]

 iPod miniは、コンパクトでカジュアルなiPodだ。1月のMacworld Expo SanFranciscoで発表され、米国では既に249ドルで発売されているが、日本ではまだ発売されていない(発売日も価格も未定)。今回、この米国版のiPod miniを1週間借りることができたので、早速使ってみた。

 最初にお断り。今回いじったのは、米国版なので、近い将来登場するだろう日本版とは構成が変わる可能性がある(もっとも、iPod miniはワールドワイドな作り方をされているので、米国版を日本語環境で使っても別に問題はない)。また、私は普段40GバイトモデルのiPod(以下、iPod 40Gバイト)を使用しているので、どうしても比較の対象はそれになる。

箱を開ける

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 外箱は、今までのiPodと同じスタイル。でも、サイズはほんのわずかに小さい。白と黒が2面ずつだったiPodとは異なり、全面が白。パッケージにも中身の色が使われている(グリーンを借りたのだ)。

 中身は、iPod mini 本体、Apple Earphones、ACアダプタ、FireWire(IEEE1394)ケーブル、USB2.0ケーブル、CD-ROM、マニュアル、それにベルトクリップ。リモコンやドック(クレードル)は付属しない。話題のアームバンドも、別売り。

jn_cables.jpg 左:FireWireケーブル、右:USB 2.0ケーブル

 iPodのオプションで売られていたUSB 2.0ケーブルは先がUSBとFireWireの二またになっていて、USBはコンピュータ、FireWireはACアダプタにつなぐという仕様になっていたのだけど、iPod miniに付属するのは普通の形のケーブル。マニュアルによれば、iPod miniは、high-powerのUSBポートなら、ドライブすることができるのだ。ただし、コンピュータとFireWireでつないだときには、同時に充電もされるけれど、USBでつないだときには、充電はされていないようだ(ディスプレイに充電マークがつかない)。

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 箱を開けて取り出したiPod miniはこれ。従来のiPod同様、「音楽を盗用しないでください。」と書かれたシールに包まれている。これを大事にはがして、手に持ってみる。

jn_omoteura.jpg
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 小さい。普段使っているiPod 40Gバイトと比べると、かなり小さい。

 カタログスペックでは、iPod 40Gバイトが104.1×60.9×18.5ミリであるのに対し、iPod miniは、91.3×50.7×12.7ミリだ(*1)。でも、持った感じはこれよりも小さく感じる。両サイドが丸くなっていることが大きい。

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 私の手で、親指と中指で輪を作るように持ったとき、iPodはちょうど指の先端が触るくらいなのだけど、iPod miniだと、指が第1関節まで重なるのだ。

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 ボディの表面は梨地仕上げ。磨き上げられたiPodにくらべるとおとなしい。色が付いてぴかぴかだったら、それはちょっと派手過ぎるんだけど。その色も、大人にも似合ういい色だ。上面とホイールの白も効いていて、カジュアル感が出ている。私だけでは不安なので(普通の大人じゃないから)、まわりの人にも聞いてみたけど、好評。

 

 また、ぴかぴかでつるつるなiPodは肌に張り付くような感じもあるのだけど、iPod miniはそういうことはない。私みたいにそそっかしいのは、うっかりすると落とすかもしれない(普通の人はそんなことはないので大丈夫)。

 重量は102グラム。発表資料にそう書いてあるのだけど、量ってみたらほんとうにそうだった。確かに軽いけど、大きさも小さいから、ぎゅっとつまったという感じはそのまま。

 再生できる圧縮音声フォーマットはMP3、AAC。WMAやOggなどはダメ。このほか、非圧縮フォーマットのAIFF、WAVEも再生できる。

 容量は公称4Gバイト。なんだかんだで、実際に使えるのは3.8Gバイト。圧縮率にもよるけど、だいたい1分あたり1Mバイトになるから、65時間分のデータが入るという計算だ。これを多いと見るか少ないと見るかは人による。

ユーザーインタフェース

 操作系は、中央の丸いボタンのまわりにタッチセンサー式のホイールがあるというiPodお得意のスタイル。メニュー選択や音量調整などは、このホイールをの上で指をくるくる回すのだ。そして、iPod miniでは、その四隅が、そのまま[MENU]、[戻し]、[再生/停止]、[送り]のメカニカルボタンになっている。ホールの端のほうをそのまま押し込めばいいのだ。ボディサイズを小さくしても操作系は小さくしないデザインだ。

 この結果、操作系は初代iPodと良く似たものになった。私は、手探りでいじりやすいから、上一列にボタンが並んだ現行iPodよりこっちのほうが好きだ。

jn_threeipods.jpg 左から、初代iPod、現行iPod 40Gバイト、iPod mini

 サイズ縮小の影響をもっとも受けたのは液晶ディスプレイだ。iPodで対角2インチ(160×128ドット)だったのが、1.67インチ(138×111ドット)になってしまった。


*1 米Appleサイトにあるスペックのインチ表示を、ミリに換算したもの。

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