Apple、3Dオーディオ標準への支持を決める

» 2004年03月31日 23時26分 公開
[IDG Japan]
IDG

 Apple Computerは、正式にOpenALへの支持を明らかにした。OpenALは、クロスプラットフォームの3次元オーディオAPIで、このプロジェクトへの貢献により、AppleはMac OS Xのゲーム向けオーディオにおいて劇的な性能強化をもたらすことになった。

 OpenAL(Open Audio Library)を使用することより、プログラマーは音源をリスナーを取り巻く3次元空間に配置することができ、環境が3次元であることを認識できるように、それぞれの音源のフェード、パンを設定することが可能となる。オーディオの品質は、ゲーム、マルチメディアアプリケーションなどのプロフェッショナルプロジェクトにも適しているが、もともとはゲーム用オーディオとして設計されたものである。

 OpenALではAppleの最新版CoreAudio SDKを使用してコンパイルすることを推奨している。Core Audio SDK v1.3.1はアップデートされたばかりで、Audio Unit APIの追加、再生および録音の強化、サンプルコードの追加などが行われている。

 OpenALは、ゲームをLinuxへ移植していた会社、Lokiにより提唱された(同社はその後、倒産)。OpenALはクロスプラットフォームであり、ハードウェアベンダーおよびデベロッパーによる支持が広がっている。

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