録画データはケータイでも――ユーリード、3GPP MPEG-4変換対応「Ulead Video ToolBox 2」発表

» 2004年06月16日 20時34分 公開
[岩城俊介,ITmedia]

 ユーリードシステムズは6月16日、第3世代携帯電話「FOMA」「CDMA 1x WIN」「VGS(Vodafone Global Standard)」などに対応する3GPP/3GPP2準拠MPEG-4ムービーの生成・変換が行えるケータイムービー活用ソフト「Ulead Video ToolBox 2」を発表、8月6日より発売する。価格は1万3440円(税込み)。

「Ulead Video ToolBox 2」

 Ulead Video ToolBox 2は、FOMA 900iシリーズなど、第3世代携帯電話で利用可能な動画仕様「3GPP/3GPP2 MPEG-4」に対応したムービー編集・変換ソフトで、市販DVD/HDDレコーダー、DVカメラ、TVチューナー付きビデオキャプチャーカードなど、PC上で記録した動画データを上記フォーマットに変換できるのが最大の特徴となる。

最短4ステップで3GPP/3GPP2準拠MPEG-4ムービー生成が可能

 Ulead Video ToolBox 2より、携帯電話向けMPEG-4ファイルをするには、

1.Ulead Video ToolBox 2メニューより、使用する携帯電話キャリアを選択する。
2.変換するムービーを選択する
3.下段テキストトラック部分に入れられるテロップを入力する(省略可)
4.出力ファイルサイズを設定する

 という作業となる。3GPPか3GPP2かなど細かなキャリア別仕様の違いは気にすることなく、初期メニューでNTTドコモ/au/ボーダフォン、いずれから選ぶだけでよい。

 「出力ファイルサイズの設定」は、例えば100Kバイトと設定した場合、MPEG-4レンダリング中にファイルサイズが100Kバイトに達した際に、その時点で終了とするか否かを選択できる機能で、ビットレートを変更するなどして、記録するメディアカード容量ぴったりに収めるという類のものではないという。

 Ulead Video ToolBox 2の主な仕様は以下の通り。

製品名Ulead Video ToolBox 2
対応携帯電話(2004年5月現在)N900i、P900i、SH900i、F900i、N2051、F2051、N2102V、P2102V、F2502V、N2701(以上、NTTドコモ)、W11K、W11H、A5502K、A1402S、A5501T、A5504T、A5506T(以上、au)、V801SA、V801SH、V601SH(以上、ボーダフォン)
読み込み対応DVD/HDDレコーダー松下電器産業「DIGA」シリーズ、東芝「RD」シリーズ、パイオニア製品、ソニー製品、シャープ製品、日本ビクター製品ほか
対応入力フォーマット動画:3GPP、3GPP2、ASF、AVI、MPEG-1、MPEG-2、MPEG-4、WMV、QT、MOV
静止画:BMP、CLP、CUR、DCS、EPS、FPX、GIF、ICO、IFF、IMG、JPG、PCD、PCT、PCX、PIC、PNG、PSD、PXR、RAS、RLE、SCT、SHG、TGA、TIF、WMF
音声:AIF、AIFC、AIFF、AU、MP3、WAV、WMA、WPA、AC3、MP4、M4A
対応出力フォーマット3GPP、3GPP2、AVI、MPEG-1、MPEG-2、MPEG-4、WMV
対応OSWindows XP/2000Professional
価格1万3440円(税込み)、アップグレード版:9240円(税込み SE/バンドル/同社ビデオ編集ソフトユーザー向け)、アカデミック版:7140円(税込み)
発売日2004年8月6日

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