DVDビデオを徹底活用できる「DaViDeo4 Pro」レビュー(1/2 ページ)

» 2004年10月06日 00時00分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

リビングでもPCでもモバイルでも、様々なDVDビデオの楽しみ方を実現

 ホロンから登場する「DaViDeo4 Pro」はDVDビデオ活用ユーティリティである「DaViDeo」シリーズの集大成とも言える製品だ。DVDビデオディスクやHDD上のDVDビデオフォーマットで保存されたフォルダから、高速なトランスコードやフォーマット変換を行うことで、様々な用途に応じたレコーダブル光メディアコピーやファイルへの変換が可能だ。

 パッケージで「DVDマルチ・ダビング」を謳うとおり、その機能は極めて豊富だ。コピー先をメディア別に分けるとレコーダブルDVDメディア、レコーダブルCDメディア、HDD(ファイル)となり、DivXやWMVといった主にPCで楽しめる高画質、高圧縮フォーマットへの変換はもちろん、ポケットPCやCLIEで再生可能なファイルへの変換も行える。

 今回、音楽CDとしてのコピーも可能となった。日本語版に先行搭載されたこの機能により、ビデオクリップや音楽ライブなどをカーオーディオで楽しむこともできる。

基本的な操作はすべてこのウインドウ内で行える。見通しが良く分かりやすい画面レイアウトだ

 また重要なのは、これらの多種多様な機能を極めて簡単に利用できることだ。DVDドライブもしくはDVDフォルダを指定し、フォーマット変換を7種類から選択、コピー先のメディアサイズやファイルサイズ、もしくは画質や音質を設定するだけだ。DivXやWMVでの細かなエンコード設定は行えないが、その分操作はシンプルだし、手軽に高画質化を享受できるのがうれしい。

2層DVDをDVD-R1枚にも2枚にも

 DVDメディアへのコピーは、2層DVDをリーズナブルなDVD-RやDVD+R(1層)へコピーするために2つの機能が提供される。「Fit to DVD」では再エンコードよりずっと高速なトランスコード機能で動画を圧縮して1枚に、「Split to DVD」ではオリジナルの画質を保持して2枚に分割してくれる。もちろんチャプターなどもそのままコピーしてくれる。

「Split to DVD」では分割単位を指定したり、1枚目の再生完了時にメディアの入れ替えを即す画面の表示設定なども行える

 注目すべきはやはり、トランスコードを用いた「Fit to DVD」だろう。今回PCで8Mbpsで2時間録画した番組(約7.2GB)をDVD+DLにDVDビデオとして書込み、これをHDD上にコピーしてから「Fit to DVD」でDVD-R 1枚に圧縮コピーする作業を行ってみたが、Pentium 4 2.4CGHzのPCで(以降の検証も同様)ファイル変換に要した時間は僅か15分程であった。お気に入りの番組はDVD+DLに高画質で保存し、普段の視聴用にはDVDプレイヤーなどでの再生互換性も考慮してDVD-RやDVD+Rにコピーといった使い方も気軽に行える処理速度だ。

「Fit to DVD」で実際に圧縮(トランスコード)を行っている画面。ほぼ15分で圧縮が完了しつつあることがわかる
上が平均4Mbpsで録画してそのままDVDビデオ化した映像、下が「Fit to DVD」を用いて約2.4Mbps程度までトランスコードされた映像。トランスコード後は多少ディテールが甘くなっているかなという印象は受けるが、大きく画質が劣化したと言う印象は受けない

CD-Rにリーズナブルに保存、DVDプレイヤーでも再生できるHyperVideo方式

 リーズナブルなCD-Rに動画を最大4時間保存、さらにDVDプレイヤーで再生可能な汎用性まで持つのがHyperVideo方式だ。VideoCDは本来MPEG1の約1.1Mbpsにビットレートが固定されている。しかしDVDプレイヤーであれば実際には異なるビットレートでも再生可能なことを利用し、より低ビットレートに再エンコードすることでCD-Rに長時間の動画保存し、なおかつ高い再生互換性を確保している。

 今回のバージョンアップでは、量子化マトリクスの改善により、高画質化が図られた。

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