Intel、Xeon MPのキャッシュ倍増へ

» 2005年01月14日 09時09分 公開
[IDG Japan]
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 Intelのサーバプロセッサに関する限り、主役はキャッシュだ。同社のWebサイトに掲載されたサーバのロードマップでは、4ウェイサーバ向けのXeon MPに搭載するオンチップメモリの量を倍増させる計画が示されている。これは、4〜6月期中に登場予定のXeon MP(コードネームPotomac)で実現される予定だ。

 Intelはこれまでに、Potomacのキャッシュサイズを現行の3GHz版Xeon MPよりも増大させると明らかにしていた。今回のロードマップによれば、3GHz Xeon MPのクロックスピードは3.5GHzと同等かそれ以上、キャッシュサイズは8Mバイトになる。

 ロードマップには、「the 660」と呼ばれる3.8GHzのPentium 4についても記載されている。これは1Mバイトのオンチップメモリを搭載して3月までに出荷予定。このほか「Pentium 4 670」は2Mバイトのキャッシュ搭載で7〜9月期までに出荷が見込まれ、「X40」と呼ばれるデュアルコアのPentiumも同じころに登場予定。

 X40はコードネーム「Smithfield」と呼ばれているプロセッサのことで、「X」は、Intelがこのプロセッサを「Pentium 4 740」と呼ぶのか、それとも「Pentium 4 940」と呼ぶのかを決めるまでの仮称である公算が高いという。

 Intelはサーバのロードマップについてコメントを避けている。このロードマップはInquirerのWebサイトで最初に報告された。

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