サイバユーグランドのドラゴンシリーズは、CFを起動ドライブとすることができるIDE−CFスロット変換アダプタだ。マザーのIDEインタフェースに直接挿す「ドラゴン“直”SD-IDE2CF-B1」と、IDEケーブルを介する「ドラゴン“間” SD-IDE2CF-A1」の2モデルがラインアップされる。
接続する際は、まず基板のジャンパ設定を済ませよう。3種類あるジャンパのうち、電圧を設定する「JP2」とマスター/スレーブを決める「JP3」をチェックする。
ドラゴンシリーズはFDD用電源コネクタを接続し、供給電圧を5ボルト/3.3ボルトいずれかで調整できる。「JP2」のデフォルトは+5ボルトだ。最近のCF(およびマイクロドライブ)は3.3ボルト/5ボルトどちらにも対応してる製品が多いのでそのままでOK、3.3ボルトのみ対応する製品の場合はジャンパ設定を行う
「JP3」は、HDDを設定するときと同様のマスターかスレーブかを決めるジャンパだ。ドラゴンシリーズを複数台導入したり、別途普通の3.5インチHDDを接続する時などにはこちらで調整ができる。なお、“直”の場合はシングルでのみ使用可能となっているためスレーブ設定は行えない。
では、マシンに組み込もう。基板サイズは小さく小回りがきくため、ケーブルがひしめくマシン内部でも比較的すんなりと設置できる。ただし個体差もあるだろうが、“直”をIDEポートに差すには少し力が必要だった。CFはカードを差してから装着したほうがいいと思う。
なお、“間”を接続するIDEケーブルは40ピン分すべてが開いているものが必要だ。中央の21ピンが埋まっているケーブルも多いので、手持ちのケーブルを流用する場合はコネクタをチェックしておきたい。
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