*ist DSに待望のシルバー登場! “銀色ボディ”の魅力を探る(2/4 ページ)

» 2005年02月24日 00時00分 公開
[永山昌克,ITmedia]

シンプルで分りやすい操作インタフェース

 ボディの色とは無関係だが、以下のページでは、私自身がこれまでに感じた*ist DSの気に入った点と気に入らない点を整理しておこう。

 まず、私が*ist DSを好む最大のポイントは、やはりボディが小さくて軽いことだ。携帯性のメリットはもちろんのこと、スナップや人物を撮る場合に機材が大げさにならず、撮られる相手に威圧感を与えない利点もある。特に、パンケーキレンズと呼ばれる超薄型レンズ「DA40mm F2.8 Limited」を付けた時のコンパクトさは圧倒的だ。

photo 今人気のパンケーキレンズ「DA40mm F2.8 Limited」を装着。ツートーンカラーにしたことで、ブラックのレンズを付けた場合でも違和感はない

 ボディを持った時の手触りやバランス、シャッターボタンや各種ボタンの操作フィーリングのよさも気に入っている。このあたりはスペックに表れない部分だが、写真を撮る上で特に大切な要素だ。

 シンプルにまとまった操作性もポイントが高い。特に、ドライブモード、ISO感度、ホワイトバランス、ストロボモードの4機能を集約させたFnボタンは便利で使いやすい。

 そのほかには、明るくて見やすいファインダー、約0.8秒の高速起動、大画面の2.0インチ液晶、単3形電池や「CR-V3」を使えるバッテリーシステムなどもお気に入りだ。細かい機能面では、ISO1600またはISO3200までの自動感度アップ機能や、カメラ内で画像をセピアやソフトに変換する機能が重宝している。

 逆に不満点は、AFのスピードがあまり速くなく、特に暗所ではもたつくことだ。レンズ一体型のデジカメよりは速いのは当然だが、ペンタックスはボディ内駆動のAFシステムを採用しているため、他社のレンズ内駆動のAFを体験した後では、スピードの遅さに苛立ちを感じる。

 ただし、前述のパンケーキレンズは、ボディ内駆動のAFだからこそ実現できた超薄型レンズだという。AFスピードを取るか、圧倒的な携帯性を取るかは、難しいところだ。


photo 望遠マクロ「D FAマクロ100mm F2.8」を取り付けてみた。このほかにも、他社製のレンズを含め、数多くあるKマウントのレンズを使えることが*ist DSの特徴のひとつだ
photo 標準ズーム「DAズーム18〜55mm F3.5〜5.6AL」を装着した状態。なお、内蔵ストロボの内側の色は、下の部分は外側と同じシルバーだが、ポップアップする上の部分の内側は輝きのないグレーだ

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