ソニー新社長、Blu-rayとHD DVDの規格統合の可能性に言及

» 2005年03月25日 08時01分 公開
[IDG Japan]
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 Blu-ray陣営の中心的存在であるソニーは1年以上にわたり、高品位ビデオ保存のためのDVD後継技術として最適なのはBlu-rayだと力説してきたが、その最高責任者がこのほど、敵対するHD DVDとの規格統合の可能性を口にした。

 「消費者の声に耳を傾けると、敵対する2つの規格が存在するのは残念なことであり、われわれは統合あるいは妥協の可能性を完全に捨ててしまったわけではない」。ソニーの社長に任命されている中鉢良治氏は3月24日の記者会見でこう語った。会見で同氏はソニーの業績や今後の戦略について説明している。

 この発言は、対立陣営の支持者にとっては意外かもしれない。この陣営は大手電機会社、ディスクメーカー、ハリウッドの映画制作会社で結成。両陣営の対立は、4半世紀前のベータマックス対VHSの争いを彷彿とさせる。

 ソニーはこれまで一貫して、より大きな容量を持つ技術としてBlu-rayを推進、1枚のディスクに保存できるコンテンツ量が多いことからこちらの方が有用だと力説してきた。この技術はハイテク業界でも広い支持を集めているが、映画タイトルのリリース日はまだ発表されていない。

 ソニー幹部が両陣営の妥協の可能性について言及したのは中鉢氏が2度目になる。1月には久夛良木健副社長が、フォーマット戦争は公共の利益にそぐわず、ソニーは規格統合の可能性を排除したわけではないと発言していた。

 しかし次期社長としての中鉢氏の24日の発言は、より重みを持つかもしれない。

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