「RADEON XPRESS 200M」「Turion 64」搭載モデルも加わったLaVie夏モデル発表

[ITmedia]

上位モデルでRADEON XPRESS 200M、バリューモデルでTurion 64を採用した「LaVie L」

　夏モデルで登場したLaVie Lはハイエンドシリーズの「LL990/CD」「LL770/CD」「LL750/CD」とバリューシリーズの「LL590/CE」「LL550/CD」「LL350/CD」の6機種。

　ハイエンドシリーズはチップセットにPCI Express対応のRADEON XPRESS 200Mを採用。内蔵するグラフィックスコアはRADEON X300相当の機能とパフォーマンスを有する。さらに、PCI Expressに対応したことで、次世代カードインタフェース「ExpressCard」スロットも搭載した。

　AV関連機能が大幅に向上したのもLaVie Lハイエンドシリーズの特徴。3モデルすべてにインスタント機能が実装されて音楽CDやDVD-Videoの再生がすぐに開始できる。テレビ機能を有するのは春モデル同様、ハイエンドシリーズの中位モデル「LL770/CD」のみだが、夏モデルでは「VISITAL」が搭載されるなど高画質機能が向上。

　さらに、LL900/CDとLL770/CDでは、より高輝度で応答速度が高速な（ただし、具体的な数値についてNECは明らかにしていない）15インチスーパーシャインビューEX液晶パネルを採用した。

　バリューシリーズでは、最上位機種「LL590/CE」にAMDのノート向けCPUの最新モデル「Turion64 ML-34」を搭載したのに注目。そのほかの「LL550/CD」「LL350/CD」でもCPUにSempron 2600＋を採用するなど、CPUの世代交代が進んでいる。

型名	LL900/CD	LL770/CD	LL750/CD
OS	Windows XP Home Edition SP2
CPU	Pentium M 740（1.73GHz）	Celeron M 350J（1.30GHz）
チップセット	RADEON XPRESS 200M
メモリ（最大）	PC2700/512Mバイト（2.25Gバイト）
液晶ディスプレイ	15インチ（1024×768ドット）
スピーカー	本体内蔵
グラフィックス	チップセット内蔵
TVキャプチャー	−	ハードウェアMPEG-2	−
HDD	100Gバイト		80Gバイト
光学ドライブ	DL対応DVDスーパーマルチ
スロット	ExpressCard×1（54もしくは34）、PCカードTypeII×2、トリプル（SD、メモリースティック、xD）メモリカード
主なインタフェース	USB 2.0×5、IEEE 1394×1
予想実売価格	22万円半ば	20万円半ば	18万円半ば
出荷開始	4月下旬

型名	LL590/CE	LL550/CD	LL350/CD
OS	Windows XP Professional SP2	Windows XP Home Edition SP2
CPU	Turion 64 ML-34	Sempron 2600＋
チップセット	SiS M760GX
メモリ（最大）	PC2700/256Mバイト（1Gバイト）
液晶ディスプレイ	15インチ（1024×768ドット）
スピーカー	本体内蔵
グラフィックス	チップセット内蔵
HDD	40Gバイト	80Gバイト	40Gバイト
光学ドライブ	DVD-ROM＆CD-RW	DL対応DVDスーパーマルチ	DVD-ROM＆CD-RW
主なインタフェース	USB 2.0×3、IEEE 1394×1
予想実売価格	17万円前後	16万円前後	14万円半ば
出荷開始	4月下旬

基本パーツをアップグレードした「LaVie TW」「LaVie T」

　大型のワイド液晶ディスプレイを搭載したLaVieのハイエンドシリーズ「LaVie TW」と「LaVie T」はともにCPUをそれまでのPentium M 730からPentium M 740にアップグレード（LaVie TWのCeleron Mモデルは終了）。また、高画質エンジン「VISITAL」を搭載し、LaVie TのHDD容量が100Gバイトに、無線LANもIEEE 802.11a/b/gをサポートするなど、両者のスペックはほぼ共通。

　ただし、グラフィックス機能に関してはMOBILITY RADEON 9700を搭載するLaVie TWに対して、MOBILITY RADEON 9100 IGPの内蔵コアを利用するLaVie Tと、両者とも春モデルと同じスペックを継承している。

型名	LW900/CD	LT900/CD
OS	Windows XP Home Edition SP2
CPU	Pentium M 740（1.73GHz）
チップセット	MOBILITY RADEON 9100IGP
メモリ（最大）	PC2700/512Mバイト（2Gバイト）	PC2700/512Mバイト（1.2Gバイト）
液晶ディスプレイ	17インチワイド（1440×900ドット）	15.4インチワイド（1280×800ドット）
スピーカー	本体内蔵
グラフィックス	MOBILITY RADEON 9700	チップセット内蔵
TVキャプチャー	ハードウェアMPEG-2
HDD	100Gバイト
光学ドライブ	DL対応DVDスーパーマルチ
スロット	PCカードTypeII×2、トリプル（SD、メモリースティック、xD）メモリカード
主なインタフェース	USB 2.0×5、IEEE1394×1
予想実売価格	25万円前後	22万円半ば
出荷開始	4月下旬

外面内面とも一新した高機能モバイルノート「LaVie RX」

　デザインを一新したLaVie RXは、デザイナーが「やり手のビジネスマン＝銀縁メガネ」と説明する、直線で構成された筐体を黒とシルバーでカラーリングでまとめている。

　光学ドライブは取り外し可能で、空いたベイにダミーカバー、もしくはセカンドバッテリーを搭載できる。ダミーカバーにした場合の筐体重量は1.9キロとなる（ドライブを内蔵した場合で2.1キロ）

　夏モデルのLaVie RXは外見だけでなく、内部の構成パーツも一新。チップセットにRADEON XPRESS 200Mを採用、上位モデルのLR700/CDではメインメモリにDDR2-533を512Mバイト搭載。Bluetooth 2.0にも対応する。

型名	LR700/CD	LR500/CD
OS	Windows XP Home Edition SP2
CPU	Pentium M 740（1.73GHz）	Celeron M 350J（1.30GHz）
チップセット	RADEON XPRESS 200M
メモリ（最大）	DDR2-533/512Mバイト（1.2Gバイト）	DDR2-533/256Mバイト（1.2Gバイト）
液晶ディスプレイ	14.1インチ（1400×1050ドット）
スピーカー	本体内蔵
グラフィックス	チップセット内蔵
HDD	80Gバイト
光学ドライブ	DL対応DVDスーパーマルチ
無線LAN	IEEE802.11a/b/g無線LAN
スロット	PCカードTypeII×2、トリプル（SD、メモリースティック、xD）メモリカード
主なインタフェース	USB 2.0×4、IEEE 1394×1
バッテリー駆動時間	約3.2時間	約2.0時間
サイズ	幅310×奥行き258×厚さ27.5〜34.5ミリ
重量（ドライブなし）	約1.9キロ
予想実売価格	22万円前後	19万円前後
出荷開始	4月下旬

2層式DVD＋Rに対応しバリューモデルのスペックを引き上げた「LaVie N」

　12.1インチ液晶ディスプレイを搭載した携帯重視ノート「LaVie N」は夏モデルで「LN500/CD」「LN300/CD」の2製品が登場。

　上位モデルのLN500/CDはPentium M 735を搭載し、メインメモリ容量もPC2700/512Mバイトとアップ。下位モデルのLN300/CDもCeleron M 350を搭載して春モデルからクロップがアップ。HDD容量も80Gバイトと上位モデルと同じになった。

　また、両モデルで光学ドライブが2層式DVD＋Rに対応したDVDスーパーマルチドライブを搭載。こちらは春モデルと同様、スロットインの方式を継承している。

型名	LN500/CD	LN300/CD
OS	Windows XP Home Edition SP2
CPU	Pentium M 735（1.70GHz）	Celeron M 350J（1.30GHz）
チップセット	Intel 855GME
メモリ（最大）	PC2700/512Mバイト（2Gバイト）	PC2700/256Mバイト（2Gバイト）
液晶ディスプレイ	12.1インチワイド（1280×768ドット）
スピーカー	本体内蔵
グラフィックス	チップセット内蔵
HDD	80Gバイト
光学ドライブ	スロットインDL対応DVDスーパーマルチ
無線LAN	IEEE802.11b/g
スロット	PCカードTypeII×1、トリプル（SD、メモリースティック、xD）メモリカード
主なインタフェース	USB 2.0×3、IEEE 1394×1
バッテリー駆動時間	約4.2時間	約2.5時間
サイズ	幅298×奥行き199〜202×厚さ37.9ミリ
重量	約2.1キロ
予想実売価格	21万円前後	17万円前後
出荷開始	4月下旬