1年を通して多数の新製品が投入されるCPUクーラー系製品は、秋に入って売れ筋モデルが変わってきているという。理由は大きく2つ。先に述べたAMD系CPUのシェア拡大と、秋になったことで発熱への危機感が多少薄れたことにあるようだ。
高速電脳は「もうSocket 478オンリーのCPUクーラーはほとんど売れていません。LGA 775用は売れていますが、Socket 939/754タイプとは傾向が違いますね。リテールクーラーでは不安だという必然性から購入するのがLGA 775系。AMD系は静音性やデザインなどの嗜好性で選ばれる傾向があります」と話す。もう1店、PCパーツショップ・CUSTOMも「夏を越えて強力な冷却効果を求めるより、静音ファンを搭載したり、ファンレスでもどうにか使えるモデルに人気がシフトしている気がしますね」という。
10月に登場した新モデルも、その流行に合わせた嗜好性の高い製品が揃っている。
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