Lenovoは5月20日(米国太平洋夏時間)、新型ノートPC「Yoga Slim 7x」「ThinkPad T14s Gen 6」を発表した。Yoga Slim 7xは5月21日(日本時間)からレノボ・ジャパンの直販サイトで販売予約を受け付け、6月18日に発売する。想定販売価格は24万9700円(税込み)前後だ。ThinkPad T14s Gen 6も日本で発売される見通しだが、発売時期と想定価格は決まっていない。
Yoga Slim 7xは、コンシューマー向けの14.5型プレミアムノートPCだ。個人クリエイターを意識したモデルとなっており、広色域のタッチ操作対応有機ELディスプレイを備えている。
SoC(プロセッサ)はQualcomm製の「Snapdragon X Elite」で、推論ベースのAIを使う際に用いるNPUのピーク性能は45TOPS(毎秒45兆回)となる。メモリは32GB(LPDDR5X規格:増設/換装不可)、ストレージはPCI Express接続の1TB SSDを備える。OSはWindows 11をプリインストールする。
ディスプレイはタッチ操作対応の14.5型有機ELで、パネル解像度は3K(2944×1840ピクセル)となる。クリエイター向けということもあり、sRGBに加えてDCI-P3の色域を100%カバーしており、ハードウェアベースのブルーライト抑制機能も備えている。WebカメラはフルHD撮影と顔認証に対応しており、MIPI接続とすることで高画質化を果たしている。
ポート類はUSB 40Gbps Type-C(USB4)端子×3を備える。いずれもUSB PD(Power Delivery)による電源入力と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応している。ワイヤレス通信はWi-Fi 7(IEEE 802.11be)とBluetooth 5.3に対応する。
ボディーサイズは約325(幅)×225.15(奥行き)×12.9mmで、重量は約1.28kgとなる。
ThinkPad T14s Gen 6は、ビジネス向けノートPC「ThinkPad Tシリーズ」の14型スリムモデルの第6世代に当たる。ThinkPadを含むLenovoのビジネス向けPCとしては初めての「次世代AI PC」の要件を満たしていることも特徴だ。
SoCはSnapdragon X Eliteで、推論ベースのAI処理をオンデバイスでこなすことで業務の効率化を図れるという。メモリはLPDDR5X-8533規格で、CTO(カスタマイズ)モデルでは最大で64GBまで搭載できる(増設/換装不可、※1)。ストレージはPCI Express 4.0接続のSSD(M.2 Type 2242サイズ)で、CTOモデルでは最大1TBまで選択可能だ。OSはWindows 11をプリインストールする。
(※1)64GB構成は2024年後半に登場予定
ディスプレイは14型で、CTOモデルでは以下のオプションから選択できる。
低消費電力パネルも選択できるとのことだ。WebカメラはフルHD撮影と顔認証に対応しており、MIPI接続とすることで高画質化を果たしている。
主なポート類はUSB 40Gbps Type-C端子×1とUSB 5Gbps (USB 3.2 Gen 1)Standard-A端子×1、HDMI出力端子、イヤフォン/マイク端子を備える。USB 40Gbps Type-C端子はいずれもUSB PDによる電源入力と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力に対応する。ワイヤレス通信はWi-Fi 7とBluetooth 5.3に対応する他、オプションで5G NRモジュール(Sub-6対応)を搭載することも可能だ(※2)。バッテリー容量は58Whとなる。
ボディーサイズは:約313.6(幅)×219.4(奥行き)×16.9(厚さ)mmで、最軽量構成の重量は約1.24kgとなる。
(※1)5G NRモジュール搭載構成は2024年後半に登場予定
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