分離式カードリーダー搭載の“欲張り”5インチベイユニット「COOLPANEL2」を試す週末アキバPick UP!レビュー(2/2 ページ)

» 2006年01月20日 17時35分 公開
[古田雄介(アバンギャルド),ITmedia]
前のページへ 1|2       

あの……カバーがじゃまなのですが

 ほか、4チャンネル分制御できるファンコン機能もそつなく備える。右側の表示モニターにてファン回転数と各パーツの温度表示(温度センサー×4も備わる)が可能だ。ファン1基ごとの情報を切り替えるタイプではなく、画面内に4基すべての情報を表示できる視認性のよさも印象がいい。

photo 4基のファンと温度センサーの情報が表示できる

 なお本機には、前面の端子類を覆うパネルカバーが装備される。閉じると通気口というかフィンふうなデザインと“AEROCOOL”ロゴがあり、見ためはちょっとかっこいい。

 なおインタフェース類を使用するには必ずカバーを開けなければならないので、プリンタや外付けHDDなど、常時接続しっぱなしにする周辺機器を使用する場合は非常にじゃまになる。とりあえずまだ大丈夫だが、近い将来、このカバーの軸を折って壊してしまうだろうことが容易に予想できるのである。もちろん、普段はカバーで隠しておき、いざというときに“COOL”に使いたいユーザーにはうれしい配慮である。

photo カバーを閉じると、インタフェース端子類はすべて隠される
photo 使用時はカバーを開ける。……しかし開いたままの状態で使うと、ちょっと不便なところもある

 なおSerial ATAの外部(というか延長)ポートは、たまたま手元にベアSATA HDDがあり、ケースを開けて搭載するには面倒だという場合には重宝しそうで、Serial ATAデバイス用の電源端子も備わるのはポイントが高い。なおホットプラグに対応するeSATAではないので、USB外付けHDDのように使用できるわけではないことには注意が必要なのだ。

 ともあれこのCOOLPANEL2、便利だがPCパーツの中では地味な部類に入るマルチインタフェースパネルにあって、かなり強烈な個性を放っている。ライバル機種に埋もれてしまわないよう各社しのぎを削っているが、少なくとも独自機能と印象の強さではCOOLPANEL2が一歩リードしているといえそうだ。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年05月08日 更新
  1. SSDの“引っ越し”プラスαの価値がある! 税込み1万円前後のセンチュリー「M.2 NVMe SSDクローンBOX」を使ってみる【前編】 (2024年05月06日)
  2. 出荷停止となったAmazon認定スタンドの空席を埋められる? 「Fire HD 8 Plus」「Fire HD 10 Plus」に対応したサードパーティー製ワイヤレス充電スタンドを試す (2024年05月07日)
  3. AIに予算20万円以下でピラーレスケースのビジネスPCを組んでもらって分かったこと (2024年05月04日)
  4. WindowsデバイスでVPN接続ができない不具合/NVIDIAのローカルAI「ChatRTX」にAIモデルを追加 (2024年05月05日)
  5. サンワ、ペンを持つように操作できるペン型マウス (2024年05月01日)
  6. j5create、USB4接続に対応した多機能仕様の外付け拡張ドック トリプルディスプレイ出力も可能 (2024年05月07日)
  7. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  8. レノボ「Legion Go」の“強さ”はどれだけ変わる? 電源モードごとにパフォーマンスをチェック!【レビュー後編】 (2024年05月03日)
  9. AOC、240Hz駆動に対応した有機ELパネル採用の26.5型/45型ゲーミングディスプレイ (2024年05月07日)
  10. Steamで「農業フェス」開催中! ポイントショップでは無料アイテムも (2024年05月03日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー