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» 2009年04月10日 16時08分 UPDATE

なんだか“ちっこい”ヤツを試してみよう:誰だ「使えねぇよこんなの」とか言ったのは──「Wired Ring Mouse(DN-WR521W)」 (1/3)

一見キワモノ、使ってみると意外にどうよ。上海問屋の極小“指先トラックボール”「DN-WR521W」の使い勝手と利用シーンを考えてみる。

[岩城俊介,ITmedia]

意外とフツーだ、これ

photo 上海問屋の指先トラックボール「DN-WR521W」。価格は1999円(税込み)。半透明のボールは操作中に光る。指先に少し汗をかく程度ならボールが滑ることもない
撮影:矢野渉

 「あれれ、意外とフツーに使えるね」──。超小型の“指先”トラックボール「Wired Ring Mouse(DN-WR521W)」の第一印象は、こんな“ちっこい”やつはどうせキワモノと予想していた矢先、少々あっけない。

 DN-WR521Wは、とにかく30×(幅)×30(奥行き)×20(高さ)ミリ、重量22グラムの小型軽量サイズが特徴。直径7ミリほどのボールを親指で操作するスタイルで、裏面にある伸縮バンドに指をとおし、つまむように片手で持って操作できる。ボールの下部に左クリックと右クリックボタン、右に上下スクロールモードとカーソル移動モードの切り替えボタンが備わる。Webサイトを読み進めるときなどは、明示的に動作モードを“スクロールモード”に切り替えて操作する仕組みだ。

 基本的には普通のマウスなので、特別なマウスドライバは必要ない。USBポートに差せばUSBヒューマンインタフェースデバイスとして認識される。ユーティリティツールのたぐいも付属しないので、カーソルやスクロールの速度カスタマイズはOS標準のコントロールパネルで行えばよい。


photophoto 小型サイズが特徴。表面に直径約7ミリのボールとマウスの左右ボタン、動作モード切り替えボタンを備える。よくあるモバイルマウスと比べてもこれだけ小さい
撮影:矢野渉
photophoto 裏面に指バンドとなぜか普通じゃ押せないミドルボタンがある
撮影:矢野渉

 分解能は800cpi(カウント/インチ)で、高機能マウスなどが備える分解能調整機能なども当然ない。いくつかのPCで試した範囲(ThinkPad X60のトラックポイント、X60+マイクロソフトのWireless Laser Mouse 8000、Eee PC 4G-Xのシナプティックス タッチパッド、EeePC+マイクロソフトのArc Mouseなど)では、カーソル速度の体感値はほぼ同じ。直径7ミリの小さなボールを操作するにもかかわらず、カーソルの追随性に大きな違和感を生じないと思われる。ちなみに、ここが「フツーに使える」と最初に感じたゆえんだ。

 ボタン類は“カコッ”としっかりとしたクリック感がある。ただ、すき間や“遊び”がやや多く、少々チープな印象を受けるうえ、つやのあるブラックカラーは指紋の付着が多少目立つ。

 裏面には、成人男性の人差し指1本を適度な“締め付け具合”で保持できる伸縮性のバンドとミドルボタンがある。ミドルボタンはいわゆる普通のスクロールマウスの3つめのボタン(スクロールホイールクリックなど)に相当するもので、一般的には十字スクロールが機能するが、DN-WR521Wのミドルボタンは何のためにあるのか分からない。気になる人は、購入してペンの先などで押してみてほしい。

photophotophoto シリコン樹脂の台座に、スーパーボールによくあるっぽい柄の約7ミリ径のボールが載る。光学式なので、この柄の動きを読み取ってカーソルの動きに変換する仕組み。ちなみに対応機種はWindows Vista/XPとあるが、Mac OS X 10.5.2および10.5.6環境でも一応普通に使えたのは確認した(何か警告が表示され、スクロールモードで左右が逆に動くなど若干動きが違うところもあったが、よく使う上下スクロールや基本カーソル操作は問題ない)
photo 指を入れて保持するための伸縮性のバンドを備える。小柄な女性の指だとややゆるいと感じるようだ(個体差や個人差もあるだろうが)。バンドはボディを分解した裏側に挟んで固定してあるだけなので、手芸ショップや100円ショップなどで適当なゴムバンドを入手してカスタマイズするのもよいだろう
撮影:矢野渉

指先トラックボール「DN-WR521W」を使ってみる
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