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» 2012年07月24日 11時00分 UPDATE

野村ケンジのぶらんにゅ〜PCオーディオ Review:広がり感良好の美音系サウンド、PCにもAVにも合う2Wayスピーカー──JBL「SAS100SP」 (1/2)

音楽は“いい音”で聞きたい──。それならば、自作に続くオトナのPC遊び「PCオーディオ」に挑戦してはいかがだろう。今回はPCオーディオにも映像コンテンツにも合うパッシブスピーカーをチェックする。

[野村ケンジ,ITmedia]

JBLのオーディオシステム「SAS101」より、定評のあるスピーカーのみも単体購入可能

photo JBL「SAS100SP」。実売価格は4万6000円前後となる(2012年7月現在)

 老舗スピーカーブランドであるJBL。超高級モデルからエントリーモデルまで、幅広いラインナップが並ぶスピーカー製品のなかでも、今回試聴する「SAS100SP」はちょっと特殊な存在だ。

 こちら、オールインワンオーディオシステム「SAS101」で選択できるスピーカーだが、単体(ペア)でも購入できるようになっている。

 その外観デザインはなかなか高級感がある。まずピアノブラックフィニッシュのボディは、天面にJBLのロゴを配し、しかもヘアライン仕上げふうの処理が施されたアウターパネルが用意されるなど、かなり精かんでおしゃれな印象を受ける。

 搭載するスピーカーユニットは、アルミニウムとセラミックを重ねた振動板をもつ25ミリ口径ドームツイーターと、平面振動板を採用する125ミリ口径のウーファーによる2ウェイとなる。このうちツイーターは、ショートホーンとウェーブガイドを採用することで高音域の指向性を積極的にコントロールし、フルレンジユニットのようにつながりのよいサウンドと、範囲の広いスイートスポットを実現したという。

photophoto ピーカーユニットは、アルミニウムとセラミックを重ねた振動板をもつ25ミリ口径ドームツイーターと、平面振動板を採用する125ミリ口径のウーファーによる2ウェイ。スピーカーターミナルはバナナプラグ対応となる

 サイズは190(幅)×275(高さ)×210(奥行き)ミリで、真上から見るとほぼ正方形となっている。フットプリントもさほど必要ないので、机上に置くスタイルにも十分対応できる。一般的な小型スピーカーはスペース効率を上げる(小スペースながらもサウンドクオリティを向上させる)目的で、幅よりも奥行き方向が長いことが多く、見かけ以上に設置場所を選ぶ。その点本機は、見たままというか、設置スペースにそれほど気を使わなくてもよいので、PCオーディオ用として、ディスプレイの両わきなどへ置くシーンでも比較的収まりがよいのがありがたい。また、ショートホーン+平面振動板ウーファーという組み合わせは、見栄えもかなりの迫力で、なかなか精かんだ。

 それ以外の部分も不満はない。スピーカーターミナルはバナナプラグ対応、バスレフポートは背面に位置するものの口径が比較的大きいためか、それとも背圧処理がメインのためか、壁に近い状態でも大きく音質が変化することはない。かなり使いやすい構成となっている。

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