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» 2012年11月08日 17時00分 UPDATE

野村ケンジのぶらんにゅ〜PCオーディオ Review:LightningもOK、iPhone/iPadデジタル接続対応の高品位DAC──HRT「iStreamer」 (1/2)

音楽は“いい音”で聞きたい──。それならば、自作に続くオトナのPC遊び「PCオーディオ」に挑戦してはいかがだろう。今回は、iPhoneとデジタル接続できる高品位志向のDAC搭載オーディオインタフェースをチェックする。

[野村ケンジ,ITmedia]

iOS機器とデジタル接続できるオーディオインタフェース

photo HRT「iStreamer」。実売価格は3万5000円前後だ(2012年11月現在)

 サエクコマースが取り扱う米HRTの製品といえば、シンプルなデザインと回路構成により、コストと良質なサウンドを両立したUSB DACシリーズ(Music Streamerシリーズ)が主力だが、今回試聴する「iStreamer」はちょっと毛色が違う。

 iStreamerは細長いバー状デザインは共通としながら、iPhoneやiPad、iPod touchなど、iOS搭載機器のデジタル出力(Dockコネクタ─USBケーブル)に対応する外付けDAC/オーディオインタフェースだ。iO機器とは本機のUSB Standard-A端子にDockコネクタ─USBケーブルで接続し、アナログ変換はiOS機器ではなく、本機が担うスタイル。音質面へ期待が高まる仕様となっている。

 構成は至ってシンプルだ。ボディの片側にiOS機器を接続するUSB Standard-A端子と給電用のUSB Mini-B端子を実装し、他方にアナログRCA出力端子を用意する。ヘッドフォン出力やボリュームなどは搭載せず、シンプルなシステムに作り上げることで価格帯と音質面の両立を図る点は、HRT製品ならではの共通するコンセプトである。

 独自設計の内部回路は、電源ノイズを排除する目的のアイソレーショントランスを採用、クロック信号についても非同期(アシンクロナス)モードを利用し、時間軸のズレからくるジッターエラーを排除することでさらなる高音質化を図っている。


photophoto インタフェースはiOS機器接続用のUSB Standard-A端子と給電用のUSB Mini-B端子、アナログRCA出力端子を備える

 なお、iOS機器側のソフトウェアボリュームは本機と接続しても機能する。もしその先に接続するヘッドフォンアンプやパワーアンプにボリュームがなかったとしても、一応活用できるようにはなっている。

 ホワイトで塗装されたアルミのボディは、58.5(幅)×129.6(奥行き)×22.3(高さ)ミリ。置く場所を選ばないコンパクトな設計だ。USB電源とアナログRCA経由でサウンド機器、プレーヤーとするiOS機器を接続するだけですぐにでも使い始められる。

 また、本機には現在出力しているデータのサンプリング周波数を表す「32kHz/44.1kHz/48kHz」という3つのLEDも備わっている。48kHz/24ビットのWAV音源を用意し、第5世代iPod touchで再生してみたところ、48kHzのLEDが点灯し、問題なく利用できた。さらに、本機は電源をACアダプタより得る仕様のため、iOS機器へ同時に給電もできる。こちらもかなり便利だ。

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