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東芝は5月31日、2013年夏商戦向けのdynabookシリーズ新モデルを発表した。2013年6月14日より順次発売する。今回発表となったのはノートPCの4機種で、デスクトップモデルの「dynabook REGZA」シリーズについてはすでに発売している。
夏モデルのポイントは、インテルが投入する予定の新世代CPU「第4世代Core プロセッサー・ファミリー」採用モデルの投入(dynabook Qosmio T953)、デザインリニューアル(dynabook Qosmio T953、dynabook T653、dynabook T553)、そしてIntel Developer Forum Beijing 2013で展示されたディスプレイ着脱式Ultrabook「dynabook V713」の投入だ。
中国・北京市で開催されたインテルの開発者向け会議「Intel Developer Forum Beijing 2013」でお披露目された新型Ultrabookがついに発売する。
11.6型フルHD液晶を備えた着脱式Ultrabook「dynabook V713」は、CPUに超低電圧モデルのCore i5-3339Y(1.5GHz/最大2GHz)を搭載しており、約7時間のバッテリー動作時間を実現した。バックライトつきキーボードを備えたキーボードドックには、HDMI出力やアナログRGB、有線LANポートといった豊富なインタフェースを搭載する。キーボード中央にはアキュポイント(トラックポイント)も配置した。
ラインアップは標準モデルと、デジタイザスタイラスが付属する上位モデルの2種類を用意する。電磁誘導式のデジタイザスタイラスはワコム製で、1024段階の筆圧検知に対応するとしている。また、上位モデルは写真/動画編集ソフトの「Adobe Photoshop Elements 11/Adobe Premiere Elements 11」が付属するのも見どころだ。2013年6月下旬に出荷を開始する予定という。
夏モデルで唯一、第4世代Core プロセッサー・ファミリー搭載予定とする「dynabook Qosmio T953」は上質なアルミ素材を採用したボディにデジタル放送チューナー、harman/kardonブランドのスピーカー、BDXL対応Blu-ray Discドライブを搭載し、AV+PCの高い性能を融合したシリーズとして展開する。自社開発の高速新ストレージ「ハイブリッドドライブ」も実装した。
新CPUについては、春モデルではクアッドコアのCore i7-3630QMを採用していたこともあり、Ultrabookなどモバイル志向のモデル採用する低電圧/超低電圧版ではなく、ノートPC向け標準電圧版と同等のクラスを採用するとみられる。
このほか、ディスプレイはフルHD(1920×1080ドット)表示に対応した静電容量式タッチパネル付きの15.6型ワイド液晶パネルを新たに搭載したのも見どころだ。2013年6月下旬に出荷を開始する。
タッチ対応スタンダードノートの「dynabook T653」は画面サイズが14型ワイドから15.6型ワイドに変更となった。ラインアップも3機種に増やし、カラーバリエーションを含めて9モデルを展開する。CPUの種類もCore i7からCeleronまでと幅広く、今後はこちらを主力モデルにしようとする同社の意向がうかがえる。
最上位モデルはCore i7+8Gバイトメモリなど高い性能に加え、フルHD対応200万画素ウェブカメラや写真/動画編集ソフトの「Adobe Photoshop Elements 11/Adobe Premiere Elements 11」を利用可能だ。
一方で同社の主力モデルであった「dynabook T553」はCeleron搭載モデルのみのラインアップとなる。新デザインを採用してボディが薄くなったほか、ワイヤレスTVチューナー搭載モデルを新たに用意した。発売日はdynabook T653、dynabook T553ともに2013年6月14日となる。
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