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» 2014年01月29日 18時00分 UPDATE

最新タブレット速攻レビュー:「ThinkPad 8」──「とにかくハイスペック」が魅力、1920×1200液晶搭載8型Windowsタブレット (1/2)

人気のBay Trail-T世代CPU+Windows 8.1+8型クラスのタブレットに、レノボ・ジャパンからもう1つ物欲が沸くモデルが登場。ThinkPadブランドを冠した「ThinkPad 8」はどこが優れているか、まずは簡易レビューを実施する。

[岩城俊介(撮影:矢野渉),ITmedia]
ココが「○」
・高精細1920×1200解像度
・128GB SSD搭載構成が選べる
・外部映像出力+USB 3.0搭載
ココが「×」
・Miix 2 8と比べると少し重め
・5万円台半ばからとやや高め
・LTE+GPS内蔵構成なし(後日?)

はじめに:8型サイズのWindows 8.1タブレットで、現時点最強(?)スペックのモデル

ThinkPad 8 8型Windows 8.1タブレット「ThinkPad 8」。主要構成で短納期とする“ファースト・セレクト”モデルは、Windows 8.1 Pro+128Gバイトストレージ仕様の「20BN001RJP」(実売6万9000円前後)とWindows 8.1 Pro+64Gバイトストレージ仕様の「20BN002DJP」(実売5万9000円前後)を用意するほか、0BN002DJをベースにOSをWindows 8.1/Office Home and Business 2013とした最小構成例で5万5000円前後からとなる

 2013年末にグワッと増えた8型クラスのWindows 8.1搭載タブレットが人気を博している。特にMiix 2 8はメーカーが想定する以上の需要があったようで、一時、在庫切れで購入できない期間もあったほどという。そのレノボ・ジャパンより、もう1つ8型Windows 8.1タブレットが追加される。

 それがThinkPadブランドを冠した「ThinkPad 8(レビューまとめはこちら)だ。ライバルモデルより軽量で低価格傾向だったMiix 2 8(レビューまとめはこちら)に対し、ThinkPad 8の差別化ポイントは「とにかくハイスペック」。2014年1月現在最強──と言えるであろう「1920×1200ドット表示対応の高精細液晶ディスプレイ」の搭載とThinkPadブランドならではビジネスでの活用に適する特徴が大きなポイントとなる。

 本体サイズは132.8(幅)×224.3(高さ)×8.8(厚さ)ミリ、重量は約430グラム。主要構成で短納期とする“ファースト・セレクト”モデルは、Windows 8.1 Pro+128Gバイトストレージ仕様の「20BN001RJP」(実売6万9000円前後)とWindows 8.1 Pro+64Gバイトストレージ仕様の「20BN002DJP」(実売5万9000円前後)の2モデル。ほか、Windows 8.1と64Gバイトストレージ、Office Home and Business 2013搭載とした最小構成例で5万円台半ばとする選択肢もある。

 基本仕様は開発コード名:Bay Trail-T世代のタブレット向けSoCとWindows 8.1の組み合わせで動作するWindowsマシン。こちらはMiix 2 8ほか、ライバルメーカーの8型Windows 8.1タブレットと同じである。ただ、Miix 2 8と比べ、CPUはデュアルチャネルメモリ対応Atom Z3000シリーズで最上位(2014年1月時点)となるAtom Z3770(1.46GHz/最大2.39GHz)を採用、ストレージもより大容量の128Gバイトの構成を選択可能とする。メインメモリは2Gバイト(LPDDR3)で、こちらはライバルモデルと同容量。OSはビジネスシーン向けに訴求するモデルのため、32ビット版のWindows 8.1 Proが基本となる(直販サイトにて、Windows 8.1としてやや低価格とする構成も可能)。

 最後に「高解像度ディスプレイ」。他モデルにはない1920×1200ドット表示対応の8.3型ワイドIPS液晶ディスプレイは特に興味を引かれる部分だろう。ディスプレイ表面の保護に旭硝子製のモバイル機器向け強化ガラス「Dragontrail」を作用し、ビジネス利用にも耐える高度な実用性と堅牢性を確保する。


ボディと製品概要:Miix 2 8より少し重いが、このハイスペックさならまったく許せる範囲

photophoto なんと言っても1920×1200ドット表示に対応する高精細ディスプレイ。物欲をガッとかき立てる仕様だ(写真=左) 裏面はThinkPadシリーズと同様のつや消しブラック。金属素材への塗装のため独特のヒンヤリ感と適度に滑りにくいサラサラした塗装が施されている。ThinkPadロゴのi字は通電/充電中に点灯する状態表示LEDを兼ねる。また800万画素のリアカメラレンズ周囲にもThinkPadの赤いアイデンティティがさりげなく入っている。下部に縦位置時で左右となるステレオスピーカーが備わる(写真=右)
photophoto 本体サイズは132.8(幅)×224.3(高さ)×8.8(厚さ)ミリ、重量は約430グラム。Miix 2 8と比べ、数値としては少し重めだがよりハイスペックであることを考慮するとまったく許容範囲。厚さは8.8ミリと変わらず、両面ともにフラットな造形のため、やはり8型ならではの持ちやすさ/可搬性のよさをしっかり享受できる(写真=左) ACアダプタはUSB出力タイプで出力仕様は5.2ボルト/2アンペアとかなり高出力。本機はホスト機能付きのUSB 3.0(Micro-B)端子を備えるのもの高ポイントだが、付属充電ケーブルもUSB 3.0 Standard-A(オス)−USB 3.0 Micro-B(オス)タイプのものが付属する(写真=右 撮影=編集部)
ThinkPad 8の上面ThinkPad 8の下面 上面はインタフェースなし、下面はヘッドフォン/マイク兼用の3.5ミリ端子がある
ThinkPad 8の左側面ThinkPad 8の右側面 左側面は、カバー内にmicroSDスロット(および塞がれているMicro SIMカードスロット)、Micro HDMI出力 右側面は電源、ボリューム調整、USB 3.0 Micro-B端子が備わる。海外市場向けはラインアップするLTE内蔵モデルの追加については「出したいとは考えている」(ThinkPad製品担当の吉原氏)とのこと。仮にLTE内蔵モデルが登場した場合、LTEモジュールに内蔵するGPSセンサーにより「GPS対応」にもなる
photophoto バッテリーは21ワットアワー(3.8ボルト/5.4Ah)出力のものを内蔵する。左写真のバッテリー上の空きスペースはLTE+GPSモジュールを収める場所(国内モデルでは現時点非搭載)(撮影=編集部)
ThinkPad 8の主な仕様
製品名 ThinkPad 8(20BN001RJP) ThinkPad 8(20BN002DJP) (参考)Miix 2 8(59399891)
メーカー レノボ・ジャパン
OS 32ビット版Windows 8.1 Pro 32ビット版Windows 8.1
本体サイズ(幅×高さ×厚さ) 132×224.3×8.8ミリ 131.6×215.6×8.35ミリ
重量(実測値) 約430グラム(後日測定) 約350グラム(340グラム)
画面サイズ(液晶方式) 8.3型ワイド(IPS) 8型ワイド(IPS)
アスペクト比 16:10
タッチパネル 静電容量式・10点マルチタッチ対応
デジタイザ
ディスプレイ解像度 1920×1200ドット(約272ppi) 1280×800ドット(約188ppi)
CPU(コア数/スレッド数) Atom Z3770(4/4) Atom Z3740(4/4)
動作周波数 1.46GHz/最大2.39GHz 1.33GHz/最大1.86GHz
チップセット CPU内蔵
vPro
GPU CPU内蔵
メモリ 2Gバイト(LPDDR3/最大2Gバイト)
メモリスロット(空きスロット数) 内蔵(0)
ストレージ(評価機実装) 128Gバイトフラッシュ(SanDisk「SEM128」) 64Gバイトフラッシュ 64GバイトeMMC(Samsung「MCG8GC」)
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n(Broadcom 802.11abgn Wireless SDIO Adapter)
Bluetooth Bluetooth 4.0
NFC
センサー 加速度センサー、光センサー、コンパス、ジャイロセンサー、近接センサー 加速度センサー、光センサー、コンパス、ジャイロセンサー、GPS
有線LAN
ワイヤレスWAN
キーボード
キートップ仕様・形状
キーピッチ
キーストローク
キーボードバックライト
ポインティングデバイス
主なインタフェース Micro USB 3.0×1(OTG対応/充電端子兼用)、microSDスロット、Micro HDMI出力、ヘッドフォン/マイクコンボ(3.5ミリ)、Webカメラ(イン200万画素/アウト800万画素) Micro USB×1(OTG対応/充電端子兼用)、microSDスロット、ヘッドフォン/マイクコンボ(3.5ミリ)、Webカメラ(イン200万画素/アウト500万画素)
メモリカードスロット microSD
SIMカードスロット ─(スロットはふさがれている。日本市場向けモデルは、現時点投入予定未定)
その他カードスロット
スピーカー(音質補正ソフトウェア) ステレオ(─) モノラル(─)
マイク モノラル
指紋センサー
セキュリティチップ ソフトウェアTPM
セキュリティロックポート 非搭載
バッテリー動作時間 約8時間 約10時間
バッテリー仕様 21ワットアワー 17.5ワットアワー
ACアダプタ実測サイズ(幅×奥行き×高さ) ─(後日調査)
ACアダプタ実測重量(本体のみ/ケーブル込み) ─(後日調査)
ACアダプタ出力仕様 5.2ボルト/2アンペア 5ボルト/2アンペア
ACアダプタ対応電圧 100〜240ボルト(50/60Hz)
DC端子形状 USB 3.0 Micro-B USB Micro-B
プラグケーブル端子形状(ACアダプタ側) USB 3.0 Standard-A USB Standard-A
防水/防滴
カラーバリエーション ブラック シルバー
オフィススイート Office Home and Business 2013
価格 オープン(発売時価格6万9000円前後) オープン(発売時価格5万9000円前後) オープン(発売時価格4万7800円前後)
発売日 2014年1月31日 2013年12月6日

ThinkPad 8(128GBモデル)のデバイスマネージャ画面ThinkPad 8(128GBモデル)のデバイスマネージャ画面ThinkPad 8(128GBモデル)のデバイスマネージャ画面ThinkPad 8(128GBモデル)のデバイスマネージャ画面 ThinkPad 8(128GBモデル)デバイスマネージャ画面の一部


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