Corsair Component(以下、Corsair)は、COMPUTEX TAIPEI 2014の開催にあわせて、台北市内のクラブにて新製品発表会を実施。ハイパフォーマンス水冷ユニットの搭載をサポートしたMini-ITXケースや、同社の水冷CPUクーラー「Hydroシリーズ」をグラフィックスカードの冷却に使えるようにするブラケット「Hydro HG10」などを発表した。
発表会では、共同創始者兼CEOのアンディ・ポール氏が登壇し、メモリベンダーとしてスタートした同社が、現在はエンスージアスト市場向けのPCケースで世界トップシェアを獲得するまで成長したと、これまでの20年間を振り返り、今後もエンスージアスト市場向け製品をさらに強化していく意向を示した。
同氏はまず、「PCケース市場においては、Micro ATXやMini-ITXといったスモールフォームファクターを利用しつつ、ハイパフォーマンスなシステムを構築できる製品が求められている」として、CarbidgeシリーズにMini-ITX対応の「Carbidge AIR 240」を追加することを明らかにした。
この製品は、側面、フロント、底面に240ミリのラジエーターを搭載できるスペースを確保しており、同社の発表資料によれば、「Hydro H100i」のような240ミリのラジエーターを採用した水冷ユニットを最大2基搭載できるほか、フルサイズのグラフィックスカードもサポートしている。米国市場には8月に投入する計画で、予想価格は89.99〜99.99ドルだという。
さらに、同社は可搬性も備えたMini-ITXケース「Graphite 380T」も発表した。最大4基の3.5/2.5インチストレージスペースを確保しつつ、高性能グラフィックスカードの搭載をサポート。こちらも、5つの240ミリファンを実装でき、240ミリラジエーターを採用した水冷ユニットの装着に対応するほか、ファンの速度コントロール機能などもサポートする。同製品も米国市場には8月に投入され、予想価格は129.99ドルとなる。
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