「1年前とも2年前とも全然違います」――超小型ベアボーンの現状古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)

» 2014年10月27日 12時00分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

最強のデュアルXeonマザーや切手サイズの開発キットなど

ASUSTeK「Z10PE-D8 WS」

 マザーボードで目立っていたのは、ASUSTeKのデュアルXeonマザー「Z10PE-D8 WS」だ。Haswell-EP世代の「Xeon E5-26xx」が2基載せられる仕様で、8基のECC REG/LRDIMM対応のDDR4スロットと7基のPCI Express x16スロット、2基のSATA Express、1基のM.2スロットを備える。基板はSSI-EEBで、価格は8万円前後だ。

 パソコンSHOPアークは「最新最強のデュアルXeonマザーを探している人には待望のモデルといえるでしょう。高根の花ですが、このクラスを求める人にはそれほど高く感じないかも」と話していた。

 グラフィックスカードは玄人志向のGeForce GT 730モデル「GF-QUAD-DISP/4DVI/LP」が複数のショップで話題になっていた。1スロット厚でロープロファイルのカードながら、同梱のアダプタを介して4系統のDVI出力に対応するのが特徴だ。価格は1万4000円弱。

 TSUKUMO eX.は「パワーはいらないけど、複数画面が欲しいという人には貴重な選択肢になると思います。爆発的に売れる製品ではないですが、長い目でみて売り場に必要な存在ですね」と評価していた。

 なお、玄人志向は2012年10月にもDVIの4系統出力が可能なGeForce GT 610カード「GF-GT610-QUAD/4DVI」をリリースしている。こちらは1スロット厚で通常幅のカードだった。

 そのほかの基板類では、インテルの開発ボード「Edison」が売り出されている。切手やSDカードに近いサイズの基板にCPUやメモリ、SSD、IEEE802.11a/b/g/nアダプタを搭載。USB出力などを可能にするボードとセットの「Edison Breakoutボートキット」は8500円前後、ワンボードマイコン「Arduino」として使える「Edisonキット for Arduino」が1万2000円強だ。BUY MORE秋葉原本店は「Galileo2の人気を引き継ぐ可能性を秘めていますね。欲しい人にはかなり刺さるキットだと思います」と話していた。

玄人志向「GF-QUAD-DISP/4DVI/LP」(写真=左)。Edison入荷を知らせるBUY MORE秋葉原本店のPOP(写真=右)

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