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» 2015年02月03日 15時00分 UPDATE

みんながこのキーボードを待っていた! :6段配列とTrackPoint物理ボタンが復活した「ThinkPad X1 Carbon」の心地よさを試す (1/5)

電光石火の変わり身だ。5段+タッチスクリーンのAdaptiveキーボードを搭載した従来モデルの発表から1年、ThinkPad X1 Carbonが早くもモデルチェンジした。

[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]
ココが「○」
・2560×1440ピクセルの高精細IPSディスプレイを装備
・打ちやすいキーボードと使いやすいTrackPoint
・モダンなデザインのスリムボディ
ココが「×」
・メモリーカードリーダーがない
・モバイルPCとしては少し重い
・価格が高め

ユーザーの要望に応えて6段キーボード+TrackPoint物理ボタンが復活

 2015年のThinkPad X1 Carbonは、Adaptiveキーボードを廃止して6段配列に戻しただけでなく、ThinkPad伝統のポインティングデバイス「TrackPoint」の物理ボタンも復活した。それにともない、近年のThinkPadが搭載していた5ボタンクリックパッドも廃止している。

 また、CPUでは開発コード名「Broadwell」こと第5世代Coreプロセッサー・ファミリーを採用している。処理能力とバッテリー駆動時間の向上にも注目したい。ここでは、量販店向けの上位モデル(20BS003KJP)の評価機で性能や使い勝手を中心に検証してみる。

 なお、ThinkPad X1 Carbonシリーズは名前がややこしい。公式には、先代が「新しいThinkPad X1 Carbon」、最新モデルは初代と同じく「ThinkPad X1 Carbon」としている。この記事では先代モデルを「ThinkPad X1 Carbon 2014」、最新モデルを「ThinkPad X1 Carbon 2015」と発表年を付加して呼称する。

kn_tpx1cb15_01.jpg 1年ぶりにモデルチェンジしたThinkPad X1 Carbon。6段キーボードとTrackPointの物理ボタンが復活した

ボディは従来モデルを継承

 キーボードとポインティングデバイス周り以外のデザインは、ThinkPad X1 Carbon 2014を継承している。ボディカラーは、最近のThinkPadでおなじみの、ややグレーに近い、色味のあるブラックだ。表面は少しつやがあり、サラっとした手触りに仕上げている。

 14型ディスプレイを搭載するだけに、フットプリントが大きいが、そのおかげで薄さが際立つフォルムだ。ボディパネルの素材には、サテライトグレード(人工衛星向けと同等品質)のカーボンファイバーを使っているだけあって、剛性感は十分で本体を持つとソリッドな感触だ。ボディの端を持ってみてもたわんだり、きしんだりといった不安はない。

 ボディのサイズは、約331(幅)×226.5(奥行き)×14.2〜18.46(高さ)ミリで、従来モデルとは最薄部の厚さが微妙に異なるのみで、幅と奥行きは同じだ。本体装備のインタフェースは、種類と数、配置とも従来モデルと共通する。

 重量は1.44キロだ。タッチパネルを搭載しているぶん少し重くなっている。ディスプレイが選べる直販モデルでは、タッチパネルなしの解像度2560×1440ピクセルモデルは1.31キログラムで、タッチパネルなしの解像度1920×1080ピクセルモデルは1.34キログラムとなっている。

 Battery Reportコマンドで見たバッテリー容量は約50ワットアワーで、公称バッテリー駆動時間は、JEITA 1.0測定法で約13.9時間、JEITA 2.0測定法で約9.2時間だ。なお、量販店向け下位モデル(20BS003YJP)では約17.8時間(JEITA 1.0)/約11.3時間(JEITA 2.0)に達する。上位モデルと下位モデルにおけるスペックの主な違いはCPUとSSDで、特にSSDインタフェース(PCI ExpressかSerial ATA)の違いは影響すると思われる。新旧モデルで最も長い駆動時間スペックで比較すると、約14.3時間から約17.8時間へと伸びている。

 なお、バッテリーは急速充電に対応しており、付属の65ワットACアダプター利用時で55分、オプションの45ワットACアダプターでは約1.1時間で約80%充電できるという。

kn_tpx1cb15_02.jpg ボディカラーは、最近のThinkPadと同様に、少しグレーに近いブラックだ。表面は少しつやがあり、サラっとした手触りに仕上がっている

kn_tpx1cb15_03.jpg 底面。バッテリーが着脱できるような構造になっていない

kn_tpx1cb15_04.jpg Battery Reportコマンドで見たバッテリー容量は約50ワットアワーだった。公称バッテリー駆動時間は約JEITA 1.0測定法で約13.9時間、JEITA 2.0測定法で約9.2時間となっている。

kn_tpx1cb15_05.jpg ACアダプタのサイズは、実測で35×93×29ミリ(突起部のぞく)、ケーブル込みの実測重量は214グラムだ。ノートPCやUltrabook向けとしても小型軽量だ


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