先週はほかにもロマン派のマザーボードがデビューしている。スーパーマイクロのmini-ITXマザー「X10SDV-F」で、価格は13万6000円前後。オリオスペックに入荷したが、予約注文分で売り切れてしまった。Broadwellのサーバ向け8コア/16スレッドCPU「Xeon D-1540」をオンボードで搭載し、メモリスロットはDDR4タイプ。拡張スロットはPCI Express x16スロット1基とPCI Express x4接続のM.2ポート1基を備える。
同店は「Xeon DはAtom C2750より数段上の性能を備えているということで、注目している方はいらっしゃいますね。X10SDV-Fの上位には10ギガビットLANを2基備える『X10SDV-TLN4F』(15万円前後)がラインアップされていますが、そちらも需要がありそうです。4月下旬に入荷する予定です」という。
こうした超ハイエンド級パーツにおいて、異例なほどのヒットが続いているのがGeForce GTX TITAN X搭載グラフィックスカードだ。3月末の登場以来、「出せば売れる」の状態が各店で続いており、先週入荷のASUSTeK「GTXTITANX-12GD5」も週末を待たずに売り切れるショップが相次いだ。
TSUKUMO eX.は「純粋にゲーム向けのカードとして最強のところにあるので、恩恵を受ける層がわりと大きめなのがよいのかもしれません。ただ、そろそろ欲しい人に行き渡るんじゃないかなと思います。コンスタントに売れるタイプではないのでね」と話していた。
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