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» 2015年04月30日 08時30分 UPDATE

重ければ重いほど力を発揮:「GX7J-D63/ZE」で“2枚差し”の実力を再確認する (1/2)

TSUKUMOのゲーミングPCハイエンドシリーズG-GEAR neo でSLIモデルは、税別19万9800円という“購入しやすい”モンスターゲーミングPCだった。

[石川ひさよし(撮影:矢野渉),ITmedia]
ココが「○」
・GTX 970 SLIの処理能力
・税別20万円を切る価格
・安心の4K対応モデル
ココが「×」
・発生音が大きい
・標準構成でHDD
・SLI以外は選択不可

SLI構成のGeForce GTX 970を冷却性重視のPCケースに収めた

 GX7J-D63/ZEは、ミドルタワータイプのPCケースに、CPUがCore i7-4790(3.6GHz/最大4GHz、4コア8スレッド、3次キャッシュメモリ8Mバイト)、グラフィックスカードがGeForce GTX 970実装モデルを2枚、マザーボードのチップセットはIntel Z97 Expresといった構成を詰め込んだ、ゲーミングPCでもかなり上を狙った構成となっている。多くの部分はカスタマイズにより、CPUやシステムメモリ容量、SSDやHDD、電源ユニットなどユーザーが求めるスペックに応じた変更が可能だ。ただし、グラフィックスカードに関しては、GeForce GTX 980/970/960のどれもSLIでしか選択できない。シングルGPU構成を望む場合は、同じGX7Jでも異なる型番のモデルからカスタマイズすることになる。

kn_ggear4k_01.jpg 税別20万円を切るモンスターゲーミングPC「GX7J-D63/ZE」

 GX7J-D63/ZEでは、オリジナルのミドルタワーケース「G-GEAR neo」を採用している。G-GEAR neoは特に冷却性能を重視していて、フロントとトップはメッシュ、ボトムや左サイドパネルにもエアホールを備えている。ケースファンのレイアウトは、フロントが20センチ径×1、リアが12センチ径×1だ。トップとサイドパネルにも20センチ径ファンを追加可能としている。なお、全体では最大9基まで搭載できる。内部にブラック塗装を施してハイエンドモデルらしい高級な質感だ。なお、同じハイエンドGPUを搭載するG-GEARでも、シングル構成を想定しているメインストリーム向けモデル「GA7J」シリーズのPCケースは、エアホールの部分で仕様に違いがある。

kn_ggear4k_02.jpgkn_ggear4k_03.jpg フロント部分を広範囲でメッシュにしたG-GEAR neoケースを採用する(写真=左)。背面には12センチ径のファンを取り付けているほか、液冷用チューブの貫通穴も用意している(写真=右)

kn_ggear4k_04.jpgkn_ggear4k_05.jpg グラフィックスカードの直上、サイドパネル部分など、柔軟なファンレイアウトが可能。内部は裏面配線でスッキリと整理している

 内部は、裏面配線ができるおかげでかなりスッキリとしている。拡張性は高く、シャドウベイは2.5インチ対応が4基、3.5インチ対応で3基を用意している。電源ボタンはトップに配置しており、その並びには2基のUSB 3.0、2基のUSB 2.0、オーディオ入出力やリセットボタンも確認できるほか、ちょっとした小物を収めるのに便利なくぼみも設けている。

 標準構成のCPUはCore i7-4790だが、評価機ではCore i7-4790K(4GHz/最大4.4GHz、4コア8スレッド、3次キャッシュメモリ8Mバイト)を搭載していた。“Haswell Refresh”世代で最高クロックの製品であるとともに、倍率変更によるオーバークロックも可能だ。CPUクーラーユニットにはリテールを装着していた。

kn_ggear4k_06.jpg CPU-ZでCore i7-4790Kの仕様を確認する

 評価機のグラフィックスカードは、GALAXYのGeForce GTX 970搭載モデルだ。GPUクーラーユニットはこちらもリファレンスだ。GeForce GTX 980と同じハイエンドセグメントのGPUだが、クーラーユニットはミドルレンジと同じタイプになる。動作クロックは定格通りだ。

 同じく、評価機のデータストレージは東芝のSSD「HG6y」シリーズ「THNSNJ256GCSU」で、容量は256Gバイトだった。製品の標準構成ではHDDだ。SSDやHDDはメーカーや容量もある程度選択できるほか、なし(どちらか一方)も選べる。

kn_ggear4k_07.jpg CrystalDiskInfoから見た東芝THNSNJ256GCSU

 マザーボードはASUSTeKの「Z97-A」だ。チップセットはIntel Z97 Expressなので、Core i7-4790Kを組み合わせた場合、倍率変更を伴うオーバークロックも可能だ。とはいえ、ASUSのIntel Z97搭載マザーボードとしてはエントリー向けのモデルなので、極限をつめてチューニングを“楽しむ”というよりは、プリセット的にオーバークロックを“利用する”ことになるだろう。

 評価機のOSは、64ビット版 Windows 7 Home Premium だったが、32ビット版やProfessional、Windows 8.1/8.1 Pro、そして、OSなしも選択できる。

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