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» 2016年02月11日 06時00分 UPDATE

現代版のネットブック?:3万円でお釣りが返ってくる14型モバイルノートPC「Altair VH-AD」の実力を検証 (1/4)

サードウェーブデジノスが、税込3万円以下というお手頃価格な14型ノートPC「Altair VH-AD」を発売した。価格を抑える一方で、多くのユーザーニーズを満たすスペックを持っており、さながら現代版のネットブックともいえる興味深い製品となっている。今回はその実力をチェックする。

[長畑利博(撮影:矢野渉),ITmedia]
ココが「○」
・3万円を切る低価格
・14型の大画面ディスプレイ
・非公式ながらストレージ増設が可能
ココが「×」
・有線LANポート非搭載
・バッテリー交換できない
・キーボードがやや変則

ネットブックの生まれ変わりか

 スマートフォンも普及していない今から10年ほど前、Webサイトの閲覧やメールなどの利用を目的とした安価なノートPC「ネットブック」が流行した。ネットブックは、最低限のスペックとはいえ、数万円程度の低価格でA5サイズのコンパクトなPCが購入できるとあって人気を集めた。

 しかし、ネットブック自体の高級化が進むにつれて本体は大型化、さらにコンパクトPCのカテゴリがスマートフォンやタブレットに侵食されたことで、ネットブックというカテゴリは衰退した。そのため、3万円程度で購入できる安価な製品は少なくなった。

 前置きが長くなったが、今回紹介するドスパラの「Altair VH-AD」は、実売価格が3万円(税込)を切る低価格なノートPCだ。当時のネットブック以下である価格を実現しつつも、14型の大型液晶を搭載し、なおかつプロセッサにはCeleron N3150を搭載するなど、最大公約数的な実用性能を持つ製品となっている。

「Altair VH-AD」 「Altair VH-AD」

 気になるスペック部分から紹介していこう。本製品に搭載しているCPUは、グラフィックスチップやチップセット機能を集約した省電力SoC「Intel Celeron N3150(1.6GHz/最大2.08GHz、4コア/4スレッド、2次キャッシュメモリ2MB)」となっている。コアはAtomに採用しているBraswell系CPUで、Celeronという名称はついているものの実質的にはAtomシリーズということになる。グラフィックはおなじみのIntel HD Graphicsを搭載。Bay Trailコアよりも性能を強化した第8世代のもので、従来よりも3D描画性能を強化しており、Web閲覧などの日常用途に十分耐える性能を有している。

CPUZ CPUはCeleron N3150を採用。4コア/4スレッドで定格時1.6GHz、バーストモード時2.08GHzいう性能を有する。CPU-Zの表示を見ても分かるようにCeleronを名乗りつつも、コアは最新AtomのBraswell系となっている
GPUZ グラフィックに関しては、Intel HD Graphicsが採用されている。第8世代のコアとなっており動作クロックは定格時320MHz、バーストモード時640MHz。動作クロック自体はBay Trail系よりも遅いが、実行ユニット数が大幅に増えており、基本性能は向上している

 システムメモリの容量は、安価なタブレットPCやスティックタイプPCと同じく2GBだ。メモリの種類は省電力仕様のDDR3Lに対応する。残念ながらメモリの拡張用スロットは用意されていないため増設することはできない。

 ストレージはシステム側にeMMC接続の容量32GBのものが採用されている。アプリケーションのインストールには心もとない容量だが、その代わりに本体の右側面に2.5インチのストレージを増設可能になっている。メーカーの保証外となるが、このためのおまけ付属品として7ミリ厚の2.5インチHDD増設用マウンタが製品に添付されている点も面白い。

 ネットワークは無線LAN接続のみでIEEE802.11b/g/nに対応している。OSは64bit版Windows 10 Homeを採用。現時点では上記の製品仕様は固定でBTOなどによる仕様変更はできない。

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