電源ユニットで注目を集めているのは、Lian-Liの定格750ワットモデル「PE-750」だ。規格はSFXよりも奥行きが長い「SFX-L」に準拠しており、上部に12センチファンを搭載している。サイズは125(幅)×130(奥行き)×63.8(高さ)ミリで、価格は税込み2万7000円弱となる。
“SFX系”電源としては最大容量を更新するうえ、グラフィックスカード用の補助電源を2系統用意しているなど、小型ながらハイスペックな仕様になっているのが特徴だ。
入荷したオリオスペックは「補助電源用が2系統あるということは、SLIやCrossFireXの構築も想定しているということです。普通にSFX電源を使う小型ケースだとまず無理な構成ですが、ATXケースで使うこと前提ならうれしい特徴ですよね」と評価する。
実際、最近は内部スペースを広くするためにATX電源ベイにSFX電源を設置するユーザーが増えているそうだ。「ATX電源ベイに入れるなら厳密なSFXのサイズ制限は不要なわけで、PE-750はまさにそこのニーズを狙っているんじゃないかと思います。もちろん、奥行きさえ許せばSFX電源ベイにも設置できますけどね」という。
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