「円高還元どころじゃ……」青ざめるPCパーツショップ:週末アキバ特価リポート(1/2 ページ)

» 2016年06月25日 09時53分 公開
[古田雄介,ITmedia]

「入手困難なパーツが出てくるかも」――英国国民投票と秋葉原自作街

 英国の国民投票の結果は、遠く離れた秋葉原の自作街にどんな影響を与えるのだろうか。少なくとも、趨勢(すうせい)が決まった直後にPCパーツショップのスタッフの顔を青ざめさせたのは確かだ。

 ある店員氏は「円相場が大きく動くのもありますが、欧州絡みの流通が滞る懸念のほうが強いです。英国メーカーのパーツはほとんどありませんけど、ドイツや北欧のものはかなり街に出回っていますから。それらが入手困難になることもありうるでしょう。なにしろ世界経済に与える打撃がものすごく大きいですから、他にもどんな影響が出てくるのか……」と警戒する。

ゲーミングデバイスで有名なROCCATもドイツのメーカーだ。パソコンSHOPアークで撮影

 他のショップでも多大な影響を心配する声が中心で、円高によるプラスの効果を期待するコメントはわずかだった。ただし、ゼロではない。

 PCパーツの多くは輸入品のため、一般に円安傾向が続けば値が上がり、円高傾向が続けば安くなりやすい。例えば、2月に円高が進んだ際は少数ながら“円高還元セール”を実施する光景がみられた。

2016年2月に撮影。円高が進んだ際は「円高還元」で値下げする光景がよくみられる

 今回も、DDR4メモリやHDDの円高還元を期待する声があった。上と別の店員氏は「DDR4メモリはそろそろ値上がりのウワサもありますが、為替によってそこが抑えられればいいですね。大容量HDDも長らく横ばいなので、スポッツ入荷でガツンと安い特価が出せたらと思っています」と話していた。

 欲しいパーツが安くなるのか、入手困難となるのか。売り場に実際の影響が出てくるのはこれからだ。

BUY MORE秋葉原本店レジ前に貼られたDDR4メモリPOP

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