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» 2017年02月10日 15時28分 UPDATE

20周年の「電車でGO!!」が新作アーケードで復活 3画面プレイを体験してみた

[村上万純,ITmedia]

 タイトーは、今春稼働予定の新作アーケードゲーム「電車でGO!!」を、幕張メッセで開催中の「JAEPO 2017」(一般デーは2月11日〜12日)で出展している。同シリーズは、1997年の稼働開始から今年で20周年を迎えた。

電車 新作アーケードゲーム「電車でGO!!」

 これまで通り、山手線など主要な路線を舞台にリアルな「運転士体験」ができるが、視界を覆う3画面の大型ディスプレイや、タッチパネルの採用、加点方式のゲームシステムなど、大きく変更された点もある。

運転 筐体内部

 「従来の、ミスをするとものすごく怒られるシステム(笑)から、ちょっとしたことでも褒めてくれる加点方式に変わったので、小さいお子さんでも十分楽しめるものになってます」(タイトー NC開発部 制作1課 金田剛課長)という言葉を信じ、完全なる初心者ながら本作を体験してみた。

簡単な操作と、やり込み要素十分のスコア制

 現時点での運転区間は、山手線内回りの原宿ー恵比寿間。まず、「新人」と「熟練」からミッションを選ぶが、最初は新人ミッションしか選択できない(NESiCAを使用して新人ミッションをクリアすると、熟練ミッションを選択可能)。

操作部 操作部分。左のマスコンを手前に引いて発進する。右のグリップボタンを押すと、スコア加算のヒントとなる「レールマンセンス」が発動

 いよいよ、運転スタートだ。駅のアナウンスが終了し、右画面で扉が閉じるのを確認したら、タッチパネルの戸閉め灯のランプを押し、マスコンを引いて電車を発進させる。制限速度と制限時間に気を付けながら、停止位置にうまく電車を停車させるのだが、ブレーキを掛けるタイミングや、制限時間を気にしながらの停車がなかなか難しい。

タッチパネル タッチパネル操作箇所

 駅構内進入時に警笛を鳴らしたり、撮り鉄の前で減光したりなど、乗客や沿線の人への配慮を心がけると、スコアが加算される。ミッション成功条件は、「停止位置」「到着時刻」「総合スコア」の最終評価でCランク以上を獲得すること。

プレイ画面 プレイ画面

 停止位置を通り過ぎ、到着時間にも遅れ、気配り0だった筆者の場合は、箸にも棒にもかからないD評価となった。停止位置は光の線で表示されるが、減速しながらぴったりと止めるのが意外と難しい。

 事前に実施されたロケテストでは1プレイ300円だったが、現時点ではプレイ料金は未定だという。遊べる路線も、地方路線や鉄道ファンで人気の高い路線などを随時アップデートしていく予定だ。

プレイ画面 プレイ画面

VRを採用しなかった理由

 昨今は家庭用ゲーム機やアミューズメント施設にもVR(仮想現実)の波が来ているが、今回新作アーケードゲームを作るにあたってVRの採用は検討しなかったのだろうか。

 金田氏は、「もちろん、我々もVRは試してみました。しかし、本作は3画面の大型ディスプレイを採用する方が、より没入感が増すと思いました。また、VRだと年齢制限で小さいお子さんが遊べないのも大きな理由です」と説明する。

 家庭用ゲーム機という選択肢もあったが、実際にゲームセンターに足を運んで本物に近い体験をしてほしいということで、アーケードゲームを選んだ。

 今年で20周年を迎える同シリーズについて、金田氏は「タイトーの筐体と言えば、スペースインベーダーと電車でGO!というイメージがやはりあるので、本作の開発は使命感に近い気持ちでやりました」と語る。

 20年の節目を迎え、長年愛された同シリーズの新作が満を持して発進していく。

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