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» 2017年03月30日 06時00分 UPDATE

ゲーミングPCの自作は簡単 or 大変? 自作のプロ・元店員M氏に師事してみた【プレゼントもあるよ】【追記】

[井上輝一,ITmedia]

 2017年の2月上旬、ある企画の記事がPC系の4媒体から一斉に公開された。それはマウスコンピューターの飯山工場で4媒体のPC組み立て競争をしようじゃないかという企画で、惜しくもITmedia PC USERは4媒体中2位という結果に終わった。

 2位という結果だけを見れば善戦したように見える。しかし、PC USERチームのあるスコアに注目した人物がいた。

??? これは、ダメですね。

??? もしもし、井上さん。うちでPC組み立てのいろはをたたき込んであげるのですぐ来てください。

筆者  ひえっ

「本当の自作PCを見せてあげますよ」と筆者を待ち構える森田氏

 こんな風に半ば強引に筆者を呼び出したのは元アキバの店員「M氏」こと、アユートの森田健介氏だ。彼が注目したのはマシンを組むのにかかったタイム。PC USERチームは完成までに1時間28分を費やしており、お手本となるマウスのスタッフの方の27分というタイムの3倍以上をかけてしまっていた。

PC USERの組み立てタイムは1時間28分だった

森田氏 なんですかあのタイムは。遅すぎます。私なら15分で組み上がりますよ。

筆者  いやあ、フルに組んだの久しぶりで。っていうか15分って。(助っ人にこの人を連れていけばよかったのでは)

森田氏 ちょっとうちで修行してください。15分とまではいかなくても、せめて1時間は切れるようになりましょう。

筆者  PCショップ界隈(かいわい)で「店員M氏」といえば知らない人はいないほどのカリスマ性を誇る森田さんに教えていただけるなんて願ってもないことです! でもお高いんでしょう?

森田氏 なんかばかにしてない?

筆者  してませんよ。

森田氏 お金はいただきませんが、うちの動画に出演してください。井上さんが組んでいるところを全世界に公開します。

筆者  お金よりも高い気がするなあ。

 こんな風にトントン拍子に話が進み、森田氏の元でゲーミングPCを1台組み立てることになった。ちなみに、そもそも組み立て競争の際に組んでいたのは編集長で、筆者は撮影係だったことも森田氏に伝えたが意に介さない様子だった。

 今回組むPCの構成は以下。

パーツ 名前
ケース MasterCase 3 Pro
電源 CoolerMaster V750 Semi-Modular
CPU Core i3 7350K
CPUクーラー CoolerMaster Hyper 212EVO
メモリ センチュリーマイクロ DDR4-2400 8GB×2
マザーボード ASUS STRIX Z270G-GAMING
グラフィックスカード ASUS ROG STRIX-GTX1080-A8G-GAMING
SSD Plextor M8Pe 512GB
キーボード ASUS ROG CLAYMORE
マウス ASUS ROG Spatha

 といった具合で、これだけあればほとんどのPCゲームで快適に動く仕様だ。さらに今回は、ASUSの各PCパーツをRGB LEDで同期発光させる「AURA SYNC」をフル活用してPC全体を7色に光らせていく。

 これらを森田氏の指導の元で組んでいった動画が以下だ。正直自分が緊張している様子が恥ずかしいので、この記事では動画をキャプチャーして組み立て順を紹介していこう。

 まずはCPU、CPUクーラー、メモリ、M.2 SSDという順でマザーに組んでいく。CPUの取り付けにはASUSのマザーボードに付属する「CPUインストレーションキット」を使用した。これはCPUの取り付けと取り外しを補助するツールで、プラスチックの枠にCPUをはめることによりCPUソケット上でぐらつきにくくなる。インストレーションキットの枠にCPUをはめることから少々苦戦した筆者だが、なんとかCPUの取り付けは完了。

インストレーションキットにCPUがうまくはまらず慌てふためく筆者

 次はCPUクーラー。今回使うCPUクーラーはCPU付属のプッシュピンタイプではなく、マザーボード裏側にバックプレートを配置してネジで止めるタイプだったためにこれも少々苦戦した。

 メモリとM.2 SSDはとても簡単で、メモリは溝を合わせて上から押し込むだけ、M.2 SSDはSATA SSDと違ってベイに格納したり配線したりする必要がなく、マザーボード上に取り付ければそれで完了だ。

マザーボード上に各パーツを取り付けたところまでで15分が経過

 ここまでで使った時間は15分26秒。おや、これは案外早く組み上がるのでは……? そんな空気がスタジオに流れた。

 ここからはケースに各パーツを組み込んでいく。まずは電源をケース下部、I/Oパネルをケース背面に取り付け、マザーボードとケースのネジ穴が合うように配置。

 ネジで固定し、続いてグラフィックスカードをマザーボードに挿して固定する。

グラフィックスカードがなかなかパチンとはまらずにここでも慌てる。しっかりと合わせてぐっと押したらしっかりと止まった

 あとは電源の配線をすれば終わり。

 なんて簡単な作業だ、余裕でこれは1時間を切ったな、と一通りの組み立て作業を終えて時間を確認した。1時間12秒。あれ?

あれ?

 グラフィックスカードの取り付けがスムーズにいかなかったり、配線前にグラフィックスカードを付けてしまったせいで指がマザーボードのフロントスイッチ類になかなか届かなくて苦労したりと、ところどころでタイムロスしてしまったのが敗因だろう。

 ギリギリタイムオーバーしてしまったが、組み上がったPCは正常に起動した。森田氏がAURA SYNCの設定を行うと、キーボード、マウス、グラフィックスカード、マザーボード、LEDテープが本当に7色に光り出した。

こんな風に光る。色が変わる様子は動画で見ると分かりやすい

 今回久しぶりに一からPCを組んでみたが、森田氏指導の下とはいえ、かなり組みやすいと感じた。SATAケーブルの配線をしていないというのも確かにあるが、電源の配線はPCケースが裏配線に対応することで、表側がごちゃごちゃせずにすっきりとまとめられるようになっている。

 また、配線をすっきりとまとめることで内部を照らすLEDも生きてくる。せっかく照明で照らすなら、見て納得する中身にしたいものだ。その点でも今回の構成は遊んで良し、見て良しを両立している。

 ゲーミングPCを自分で組んでみたい方は、今回の構成でやってみると楽しいこと請け合いだ。

1時間を切れなかったので【追記】

 さて、1時間という目標をギリギリ切れなかったということで、ITmediaからも読者プレゼントをすることになった。プレゼントするのは今回使用したマザーボード「ASUS STRIX Z270G-GAMING」だ。

 プレゼントの応募方法は、ITmedia PC USER、ITmedia Mobile、ITmedia LifeStyle、ITmedia ヘルスケアの編集部がお届けするメールマガジン「ITmedia デジタルライフスタイル通信」に登録していただくこと。ただ、プレゼント用のページが4月に公開となるので応募まで少々待ってほしい。なお、3月末まではダイソンのロボット掃除機やレノボのYOGA Tab 3 Pro 10のLTEモデルのプレゼントも行っている。

 また、アユートからはPCケースの「MasterCase 3 Pro」と電源「CoolerMaster V750 Semi-Modular」のセット、そしてグラフィックスカード「ASUS ROG STRIX-GTX1080-A8G-GAMING」がプレゼントされる。こちらは今回の動画に詳細が記載されているので、そちらを確認していただきたい。

4月27日追記:プレゼントキャンペーン用のページですが、調整によって5月中旬公開の見通しとなりました。お待たせしてしまい申し訳ありません。

グラフィックスカードと、ケースと電源のセットを各1人にプレゼントする

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