VAIOは8月30日、11.6型モバイルノートPC「VAIO S11」に、新たなSPECIAL EDITIONとして「RED EDITION」を追加、2018年12月末まで販売する(在庫がなくなり次第販売終了)。市場想定価格は19万6800円から。同日に受注を開始し、9月14日より出荷する。
2018年1月に投入した「ALL BLACK EDITION」に続くSPECIAL EDITIONで、今回は赤と黒のツートーンカラーを採用する。非常に目を引く色だが、派手というよりは落ち着いた赤で、多層加工により深みと透明感のあるデザインにまとまっている。
今回、2018年12月末までの限定販売としたのは、天板塗装がALL BLACK EDITIONと比べても難しく、歩留まりの悪さから生産台数が決まっているためと同社は説明している。RED EDITIONは、ベース層になるUDカーボンの上にピンクメタリックの塗装を施し、さらに透過する赤い塗料を重ねて「深みのある赤」を実現。そこから光沢UVコーティングを施して、傷が付きにくく艶のある仕上げを行っている。
一方、キーボード面のアルミパームレストは、特殊な液に浸す長時間の化学研磨によってアルミの輝きを増し、さらに通常の倍の時間でアルマイト染色を施している。見る角度によって表情を変えるレッドの輝きを実現するためにそれだけ手間と時間がかかっているということだ。同スペックであれば、通常のVAIO S11と比べて1万5000円、ALL BLACK EDITIONとの比較でも1万円ほどRED EDITIONは高くなる計算だがそれも納得できる。
箱もALL BLACK EDITIONと同様の特別仕様で、RED EDITIONにあわせたツートーンの専用デザイン。上面には黒の箔押しによるVAIOロゴを配置している。
標準構成の主なスペックは、第8世代のCore i7-8550U、8GBメモリ、256GB SSD(の第3世代ハイスピードSSD)などで、選択可能なCTOメニューはALL BLACK EDITIONと同じ。+5000円で英語キーボードも選択できるが、RED EDITION自体が台数限定のため、全体の10〜15%ほどしか用意されていない英語キーボードにカスタマイズしたい人は急いだ方がいいかもしれない。
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