内蔵カメラを物理的に隠すためのカバーを試す(第2世代Echo Show編)山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/2 ページ)

» 2019年01月22日 06時00分 公開
[山口真弘ITmedia]

 Amazonの「Echo Show」やGoogleの「Google Home Hub」(日本未発売)など画面付きスマートスピーカーがじわじわと普及しつつあるが、それによってプライバシーの懸念は、これまでよりも高まっていると言えるだろう。

 その理由は、こういった製品の多くには、ビデオチャット用のカメラが内蔵されていることだ。スマートスピーカーの音声データはクラウドに保存されていることがよく知られているが、同様にカメラについても、知らず知らずのうちに自分の姿が撮影されているのではと、不安を抱くのは当然のことだろう。

 同じくAmazonの「第2世代Echo Show」や「Echo Spot」では、本体側の設定でカメラをオフにできるが、設定でオフにしたからといって、動作していないという保証はない。PCのようにスパイウェアがインストールされて直接のぞき見される危険性は低いにせよ、デフォルトで記録されている可能性は大いに考えられる。

内蔵カメラを物理的に隠してセキュリティを高めるには

 加えて、いったん記録されれば何らかのセキュリティホールや人為的ミスによって、データが外部に流出する危険は少なからずある。奇しくもつい先日、ドイツでEUの一般データ保護規則(GDPR)に基づいてユーザーがデータを要求したところ、Amazon Echo経由で得られたとみられる他人の音声ファイルが送られてきた事件があったばかりだ。

 となると、やはり確実なのは、カメラを物理的に覆ってしまうことだが、カメラを一切利用しないのならともかく、将来も含めて使う機会が少しでもあるのなら、シールやテープで完全に覆うのではなく、開閉が可能な方法を模索したいところだ。

 こういった場合に便利なのが、ノートPCのフロントカメラをふさぐ目的で市販されているカメラカバーだ。これならば、カメラを使う時はスライドさせて開き、使わない時は閉めることが可能になる。画面つきスマートスピーカーのセキュリティを、手軽に向上させられるというわけだ。

Echo Show Amazonの「Echo Show」(第2世代)。画面上部中央に、ビデオチャットなどに使うためのカメラを備える
Echo Show 保護シートを貼っているので少々分かりにくいが、中央がインカメラ、その両側にある4つの穴がマイクだ
Echo Show 本体の設定でカメラをオフにすることはできるが、これだけでは心もとない
Echo Show 今回Amazonで購入したカメラカバー。もともとはノートPC用のセキュリティ用品として販売されている製品で、形状が異なる3タイプが付属する

Echo Showに最適なカメラカバーを探す

 Echo Showに最適なカメラカバーを探すというのが本記事の趣旨なのだが、第2世代Echo Showは、インカメラの真横にマイクがある関係で、カバーを貼り付けられる幅が非常に狭い。実はこれが意外と難関だったりする。

 というのも、市販されているカメラカバーは大半がノートPC向けで、横幅に制限があることを想定していないため、横幅がたいていは15〜20mm程度はある。それに対し、本製品のカメラとマイクの間隔は7mmで、カメラ自体の直径を考慮しても、幅が13mm以下でないと、隣のマイクまで覆ってしまうことになる。

 さまざまな製品をチェックしていてAmazonで見つけたのが、monofiveの「Webカメラ用プライバシー保護カバー 3種セット」なるものだ。横幅と開閉方法が異なる3種類のカバーがセットになっており、写真を見る限り、他の製品と比べても明らかにコンパクトになっている。

 パッケージに含まれている3種のカバーから、一番小さいカバーを使って試行錯誤した結果、横向きに取り付けるにはわずかにはみ出すものの、縦向きであれば本体の上に飛び出ることなく装着可能なことが分かった。これならばいけそうだ。

Echo Show まずはカメラ回りの寸法をチェックしよう。カメラの上部は8mm程度の幅があり、カメラ自体の直径と合わせ、カバーの幅が14mm以下ならば対応できそうだ
Echo Show カメラの左右にあるスペースは7mm程度と狭く、カバーの幅が13mm以下でないと隣のマイク穴をふさいでしまう形になる
Echo Show 今回購入したカメラカバーは、サイズとカバーの開き方が異なる3種類がセットになっている。青い部分はセロファンだ
Echo Show サイズが一番小さいカバー(一番上)は幅が14mmとコンパクトなため、今回はこれを採用した。Echo Showのカメラに縦向きに貼り付けるとちょうどよい
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月25日 更新
  1. 画面が伸びる! 勝手に回る! デジタル文房具の未来を拓くLenovoの“変態ギミック”搭載PC 3選 (2026年02月23日)
  2. AI故人との対話は「1年」まで?――開発者があえて「卒業」を推奨する理由 (2026年02月24日)
  3. 羊の皮を被った赤い狼 日常に溶け込む“ステルス”デザインにRTX 5070を秘めたゲーミングノート「G TUNE P5(レッド)」レビュー (2026年02月24日)
  4. パーツ高騰の救世主? 実売6000円弱のコンパクトPCケースや1.4万円のIntel H810マザーが話題に (2026年02月23日)
  5. 16GB版と8GB版のすみ分けが進むRTX 5060 Ti――HDD「完売」報道の影響は? 今週末のアキバパーツ事情 (2026年02月21日)
  6. モニター台とドッキングステーションが合体した「Anker USB-C ハブ 10-in-1 Monitor Stand」が28%オフの1万7990円で販売中 (2026年02月20日)
  7. マウスの概念が変わる! ロジクールG「PRO X2 SUPERSTRIKE」が切り開く“身体感覚”と直結する新たなクリック体験 (2026年02月18日)
  8. ルンバが日本のために本気を出した! 「Roomba Mini」が示す“小が大を兼ねる”新基準とは (2026年02月21日)
  9. サンワ、手首の負担を軽減するエルゴデザイン形状のワイヤレストラックボール (2026年02月24日)
  10. Amazfit、チタン合金ボディーを採用した高耐久スマートウォッチ (2026年02月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年