世界スマートフォン出荷台数でHuaweiが初のトップ3入り──IDC調べ

» 2013年01月28日 06時26分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米調査会社IDCが1月24日(現地時間)に発表した2012年第4四半期(10〜12月)の世界携帯端末市場調査によると、中国Huawei Technologies(華為技術、ファーウェイ)が出荷台数を前年同期比で89.5%伸ばし、スマートフォン出荷台数ランキングで初めて3位にランクインした。前四半期は5位までに入っていなかった。

 IDCは、Huaweiは低価格帯スマートフォンとAscendシリーズなどのハイエンド端末を持つという市場優位性により、主に新興国市場でシェアを伸ばしたとしている。マスマーケットにフォーカスしているHuaweiと中国ZTEがトップ5にランクインしたことは、世界市場がスマートフォンにシフトしていることを示しているとIDCは指摘する。

 スマートフォン出荷台数のメーカー別ランキングの首位は3期連続で韓国Samsung Electronics。2位の米Appleは10月に「iPhone 5」を発売し、同四半期のiPhone販売台数は過去最高で、前期よりもSamsungとの差を縮めた(16.3ポイント差→7.2ポイント差)。

 4位には、昨年2月にSony Ericssonを完全子会社化したソニーがランクイン。ハイエンドのXperiaシリーズが好調で、出荷台数を55.6%伸ばした。

 世界でのスマートフォン出荷総数は、前年同期比で36.4%増の2億1940万台。スマートフォンが携帯電話全体に占める割合は過去最高の45.5%になった。

2012年第4四半期の世界スマートフォンメーカートップ5(出荷台数ベース 単位:百万台)
順位 社名 4Q12出荷台数 4Q12市場シェア(%) 4Q11出荷台数 4Q11市場シェア(%) 出荷台数伸び率(%)
1 Samsung 63.7 29.0 36.2 22.5 76.0
2 Apple 47.8 21.8 37.0 23.0 29.2
3 Huawei 10.8 4.9 5.7 3.5 89.5
4 ソニー 9.8 4.5 6.3 3.9 55.6
5 ZTE 9.5 4.3 6.4 4.0 48.4
その他 77.8 35.5 69.2 43.1 12.4
合計 219.4 100.0 160.8 100.0 36.4
(資料:IDC)

 スマートフォンを含む携帯電話全体の出荷台数は前年同期比1.9%増の4億8250万台だった。出荷台数ベスト5のメーカー順位は、3位までは前期と変わらずSamsung、フィンランドNokia、Appleの順で、4位は1ランクアップしたZTE、5位には韓国LG Elctronicsを抜いてHuaweiが入った。

2012年第4四半期の世界携帯端末メーカートップ5(出荷台数ベース 単位:百万台)
順位 社名 4Q12出荷台数 4Q12市場シェア(%) 4Q11出荷台数 4Q11市場シェア(%) 出荷台数伸び率(%)
1 Samsung 111.2 23.0 99.0 20.9 12.3
2 Nokia 86.3 17.9 113.4 24.0 -23.9
3 Apple 47.8 9.9 37.0 7.8 29.2
4 ZTE 17.6 3.6 20.6 4.4 -14.6
5 Huawei 15.8 3.3 13.9 2.9 13.7
その他 203.8 42.3 189.5 40.0 7.5
合計 482.5 100.0 473.4 100.0 1.9
(資料:IDC)

 2012年通年の携帯電話の総出荷台数は前年比1.2%増の17億3590万台。メーカー別ランキングは、1位Samsung、2位Nokia、3位Apple、4位ZTE、5位LG Electronics。スマートフォンの総出荷台数は44.1%増の7億1260万台。メーカー別ランキングは、1位Samsung、2位Apple、3位Nokia、4位HTC、5位Research In Motion(RIM)だった。

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