Windows RTベースのタブレットが苦戦、出荷台数は予想の半分にとどまる

» 2013年01月31日 14時49分 公開
[末岡洋子,ITmedia]

 MicrosoftがAppleのiOSやAndroidへの対抗として期待をかけるARM対応の「Windows RT」だが、業績が振るわないようだ。台湾のDigitimesによると、2012年末時点の出荷台数は約200万台で、予想の半分以下にとどまっているという。

 Windows RTタブレットはMicrosoftのSurface RTのほか、Asustek Computer、Samsung、Lenovo、Dellの4社が数機種を投入したにすぎない。Digitimesが台湾のサプライチェーンメーカー数社から得た情報によると、これらのメーカーのWindows RTタブレットの販売台数は当初、約400万台から450万台と予想されていたが、実際の出荷台数は半分以下の約200万という。実際の販売台数はさらに少なく、100万台に達していないだろうという。

 メーカー数が限定的な点についてこの情報筋は、Microsoftが2012年半ばに「Surface」を発表した後、複数のメーカーがWindows RTベースのタブレットの計画を中断したと語っている。機種数が限定的だったことに加え、アプリケーションが少なかったこと、端末の価格が比較的高かったことも不振につながったと指摘している。MicrosoftはIntelプロセッサを搭載したWindows 8ベースの「Surface Pro」を間もなく発売する予定で、その後Windows RTの価格が下がると見ている。

 情報筋によると、MicrosoftはOEMによる第2世代のWindows RTタブレットの開発を促す奨励策を提供しているが、メーカー各社は後ろ向きだという。Microsoftが自社ブランドのハードウェア事業に乗り出したことが、これまでのOEMとの関係に影響を与えているようだ。なお、Microsoftのスティーブ・バルマー(Steve Ballmer)CEOは2012年秋、今後ハードウェア事業をさらに強化していく方針を明らかにしている。

 MicrosoftのSurface RTも振るわず、金融機関UBSのアナリストが予想販売台数を当初の半分となる100万台以下に修正したことが報じられている。

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