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» 2016年02月01日 13時00分 UPDATE

電力供給サービス:電力自由化で加速する顧客争奪戦、欲しい顧客の“見える化”で差をつける (1/2)

トッパン・フォームズは東京ビッグサイトで開催された「新電力EXPO 2016」(2015年1月27〜29日)に出展し、小売電気事業者の顧客獲得をサポートするパッケージソリューションを披露した。同社が持つ顧客獲得に向けたマーケティングや、プロモーションサービスを小売電気事業者向けにパッケージ化したという。

[陰山遼将,スマートジャパン]

 2016年4月から始まる電力の小売全面自由化まであと2カ月となった。新たに開放される低圧市場の規模は約7.5兆円、対象となる顧客数は全国で7000万契約(世帯)に達する。既に自由化されている20万契約規模の高圧市場とは、桁違いの規模の市場が開放されることになる。

 この巨大市場に参入する小売電気事業者は、顧客獲得競争に向けて魅力的な新料金プランの設定やサービスの拡充が必須だ。それと同時に見込顧客へのアピールに向けたブランディングやマーケティング、さらに契約した顧客に対して継続的なアプローチを行うなど、「顧客を維持していく」という視点も重要になってくるだろう。

 こうしたニーズを見越して、小売事業者向けに顧客獲得や顧客維持を支援するサービスも登場し始めている。トッパン・フォームズは同社がこれまで展開してきたダイレクトメール(DM)を活用した顧客獲得サービスを、小売事業者向けにパッケージ化した商品「エネキャッチャー」の提供を開始。新電力EXPO 2016のブースでは、同社のこうした小売事業者向けサービス群をアピールした(図1)。

rk_160201_toppan01.jpg 図1 トッパン・フォームズのブース

新規顧客の獲得を支援する「エネキャッチャー」

 エネキャッチャーはトッパン・フォームズが持つ外部リストを活用して、小売電気事業者のターゲットとする顧客セグメントを提案。その顧客に対して、電子メールや郵送のダイレクトメールなどの選べる複数の方法でアプローチが行えるサービスだ(図2)。

rk_160201_toppan02.jpg 図2 「エネキャッチャー」の概要(クリックで拡大)出典:トッパン・フォームズ

 スイッチング申し込みが行えるWebサイトなどへの誘導、さらにスイッチングを希望した顧客に対しての契約申し込みキットの郵送、電子メールやコールセンターによる対応などのサービスもパッケージに含まれている。こうした施策の効果測定を行うことも可能だ。

 郵送のダイレクトメールなどを使用しない「ペーパーレスセット」であれば「約50〜60万円から利用できる」(ブース担当者)という。さらにエネキャッチャーでは、こうした外部リストを活用した新規顧客獲得に加えて、小売事業者が既に自社で保有している顧客リストに対して同様のセグメントアプローチが行えるサービスも用意している。

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