両輪駆動の「エネループバイク」に“2倍アシスト”のビジネス向けモデル仕事耕具

三洋電機は、走りながら発電して充電できる電動アシスト自転車「エネループ バイク」シリーズに、ビジネスモデルを追加する。人力に対するモーターの力の比率を高めた「パワーアップモード」を搭載し、より少ない力で走行できるという。

» 2009年03月19日 18時09分 公開
[杉本吏,ITmedia]

 三洋電機は、走りながら発電して充電できる電動アシスト自転車「エネループ バイク」シリーズに、ビジネスモデルを追加する。発売は4月1日で、価格は16万7790円。


 エネループバイク ビジネスモデルは、配達業などのプロフェッショナル向けに開発した電動アシスト自転車。乗ったまま発電して充電できる「ループチャージ」機能を搭載しており、後輪はペダルをこぐ人力による駆動、前輪はモーターによる駆動の「両輪駆動方式」を採用している。

 新機能として、人の力の比率を1とした場合に、モーターの力の比率を2まで高めた「パワーアップモード」を搭載。従来の電動ハイブリッド自転車は、道路交通法によって、人の力とモーターの力の比率(アシスト比率)が最大で1対1までと定められていた(時速10キロまでの低速走行時)。その後2008年12月1日の法改正により、最大で1対2までのアシスト比率が認可された。エネループバイク ビジネスモデルは、この新基準に対応した「業界初のモデル」(三洋電機)で、モーターの力の比率を高めたことで快適に走行できるという。


 フレームには剛性の高いスチールを、タイヤには幅40ミリの高耐久性タイヤを採用した。前カゴの最大積載量は10キロで、通常製品の3キロと比べて重い荷物を収納できる。ワンタッチでハンドルを固定できるハンドルロック「くるピタ」や、てこの原理を応用して立てやすいアシスト付きスタンドなども搭載し、使いやすさを向上した。

 本体サイズは1895×580×775〜905ミリ(全長×全幅×サドル高さ)、重さは約32キロ。車輪径は26型。充電時間は約3.5時間で、標準モードで52キロ、標準モード充電走行時で64キロ、オートモードで85キロ、パワーアップモードで38キロの走行が可能。

 「昨今の景気環境や高まる環境意識などを背景に、CO2を排出せず快適に走行できる電動アシスト自転車が注目されている」(三洋電機)。三洋電機によれば、2008年の電動アシスト自転車の国内出荷台数は約31万6000台で、2000年と比較して倍増しているという。

三洋電機のWebサイトより

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