特定用途に特化したブックスタンド&データホルダーを試す3分LifeHacking

一般的な製品にない特徴を持った、3つのブックスタンド&データホルダーを紹介しよう。

» 2009年09月28日 11時04分 公開
[kizuki,Business Media 誠]
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 本を立てた状態で固定するブックスタンド、そして書類を参照しやすい状態でキープするデータホルダー。両者はその役割こそ微妙に異なるものの、作業効率を向上させるためのグッズとして欠かせないものだ。

 今回はこれらの製品のうち、一般的な形状の製品にない特徴を持った、ややニッチともいえる3つの製品を紹介しよう。それぞれの特性を理解することで、本や書類の固定にとどまらない、新しい用途の発見につながるかもしれない。

1キロまでの重量物をがっちり固定――ブッククリップ

 最初に紹介するのは、強力なマグネットを装備した書籍用のホルダー「ブッククリップ」だ。裏面には強力なマグネットがついており、スチール面に取り付けることができる。2個セットで計1キロもの耐荷重を誇るので、反発力がある無線綴じの雑誌などを、開いたままの状態で固定しておける特徴を持つ。

 発売元のマーナでは料理本を冷蔵庫に取り付けるという用途を提案しているが、スチール製のロッカーやキャビネットに本や回覧板を立てておくなど、「スチール面×重量物」という切り口でさまざまな用途に活用できる。写真のように、ペンタブレットをデスクサイドに立てておくという用途にも便利だ。

「ブッククリップ」。2個で1セット。素材はポリカーボネイト製でだいぶ頑丈。マグネットはかなり強力で、いったんスチール面に取り付けると取り外すのに苦労するほど

中綴じの冊子を開いた状態のままスチール面に固定できる。回覧板などをスチールデスクの脇に固定しておくのもよいだろう。1キロもの耐過重があるので、ペンタブレットなども余裕で立てておける

本日のレシピ(その1)
製品名 実売価格 発売元
ブッククリップ 788円 マーナ

持ち運びに適した超薄型――ワイヤー本立て

 ワイヤー製のごく一般的なブックスタンドが「ワイヤー本立て」だ。機能的には良くも悪くも普通のブックスタンドだが、特筆すべきは折りたたみ時の薄さだ。折りたたむとほぼ完全にフラットな形状になり、厚みも1センチ前後しかないことから、バッグの中に入れてもまったくかさばらない。見るからにゴツい、プラスチック素材のブックスタンドにはないメリットだ。

 具体的な用途としては、外出先、例えば図書館などに持ち込んでの利用が考えられる。会議室などに一時的に作業場を確保する場合にも便利だろう。このほか、出張時にバッグに忍ばせていて、新幹線の座席背のテーブルに置いて使うのもよさそうだ。

ワイヤー本立て」。もともとは米フェローズの「Study Stand」という製品だ。本体はワイヤー加工。スタンドを半回転させるとブックスタンドの形状に早変わり

本をキープするアーム部と背面スタンドが一体化した構造本を立てた状態。ブックスタンドとして特に奇をてらった機能はない。畳んだ状態では厚みが1センチ前後しかないので、バッグの中に入れてもかさばらない

本日のレシピ(その2)
製品名 実売価格 発売元
Study Stand(ワイヤー本立て) 1680円 プロト・ワン

決まった内容を繰り返し参照するなら――ファイル式データホルダー

 レシピや楽譜など、決まった内容を繰り返し参照するのなら、ブック型のデータホルダーというのは便利な一品だ。片手でペラペラとめくることができるので、データホルダーを利用する際にありがちな、ページめくり時のわずらわしさを感じずに済む。

 対応サイズはA4で、クリアシートに挟み込む方式。パネルは10枚あるので、表裏あわせると20枚の書類をセットできる。そこそこの設置面積を必要とするのでデスクサイドにちょこっと置くというわけにはいかないが、例えば飲食店店頭のメニューをセットしてぺらぺらめくれるようにするなど、既存のデータホルダーからはやや外れた用途に活用できる。アイデア次第で活用の幅が広がる奥が深い一品だ。

「ファイル式データホルダー」。本体そのものが本を立てたような構造をしている。リアビュー。設置面積はそこそこ大きい。シートをぺらぺらとめくりながら、挟んだ内容を参照できる

書類はクリアファイルの要領で挟む。10枚のシートに裏表合わせて計20枚の書類がセット可能。ベース部にはペンなどの小物を置くためのミゾがある

本日のレシピ(その3)
製品名 実売価格 発売元
ファイル式データホルダー 1780円 イーサプライ

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