新年を迎え、手帳やノートなどを新調した人も多いのではないでしょうか? ここでは、仕事に使う手帳やノート、メモを楽しく、効率的にするために絵文字を活用する方法を紹介します。
ビジネスにおいては、実にさまざまなタイプの文書をやりとりします。そのため業務フローや作業手順書を作る際に、このような絵文字がさらりと描けると大変便利です。
どういったタイプの文書をやりとりするかを絵文字で表しておくことができれば、そこからイメージが広がり、事前に起こり得る問題に対処できるでしょう。例えば、同じ文書でもそれがチェックリストだと分かれば、いくつのチェック項目にするか、入力フォームであれば入力もれに対してどう処理するか、といったことを事前に見通せるようになります。
文書のタイプを描き分ける場合は文字の1行は1本の線で代用し、チェックリストや入力フォームの項目などは四角で代用すればOK。Office文書の描き分けも、W、E、Pなど頭文字で代用するのがスピーディに描けて便利です。
どの会社でも、最近は資料の一元管理やペーパーレスに取り組んでいるのではないでしょうか? クラウドといっても、なかなかイメージのわかない人も多いので、利用シーンや構成を絵にしてみて上司に説明してはどうでしょうか? 参考に筆者がサンプルで描いたものを紹介しておきます。
昔はこうしたネットワーク図はシステム関連の部署でないと描くことはなかったと思いますが、Webベースで業務を行うことが増えたので、いろんな部署の人がこうした図解を描く機会が増えました。
次回は、コミュニケーションツール編です。
携帯メールなどでおなじみの「絵文字」をビジネスで役立たせよう! という新しいコンセプトのスキルアップ書です。
絵文字は、ノートやメモを書くという日常行為を楽しくさせ、「考える力」「伝える力」を伸ばします。物事の全体像を超ハイスピードでとらえ、ヌケ・モレなく、すっきり情報整理ができます。
仕事や勉強において「記録」は退屈極まりない作業ですが、絵文字を取り入れることで、すばらしい自己表現に変わります。絵心は一切不要です。誰でも、すぐに始められ、効果が体感できるはずです。
知的生産研究家、新規事業プロデューサー。ショーケース・ティービー取締役COO。
リクルートで新規事業開発を担当し、グループ会社のメディアファクトリーでは漫画やアニメ関連のコンテンツビジネスを立ち上げる。その後、デジタル業界に興味を持ち、デスクトップパブリッシングやコンピュータグラフィックスの専門誌創刊や、CGキャラクターの版権管理ビジネスなどを構築。2005年より企業のeマーケティング改善事業に特化した新会社、ショーケース・ティービーを共同設立。現在は、取締役最高執行責任者として新しいWebサービスの開発や経営に携わっている。
近著に『知的生産力が劇的に高まる最強フレームワーク100』『革新的なアイデアがザクザク生まれる発想フレームワーク55』(いずれもソフトバンククリエイティブ刊)、『頭がよくなる「図解思考」の技術』『プレゼンがうまい人の「図解思考」の技術』『ノート・手帳・メモが変わる絵文字の技術』(中経出版刊)がある。
連絡先: nagata@showcase-tv.com
Webサイト: www.showcase-tv.com
Twitterアカウント:@nagatameister
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.