App Store/Google Playで見つけたアプリをその場ですぐダウンロードできない場合のために、一時的にブックマークしておく効率的な方法を考えてみよう。
iPhoneやAndroid端末のストアで「これ欲しい!」というアプリを見つけても、その場ですぐに購入しない、あるいはできない場合がある。外出中や移動中で通信状態がよくなかったり、あるいはアプリの内容をもう少し詳しく調べたいのでひとまずリストアップだけにとどめたい、といったケースだ。
ところがこの両ストア、つまりApp StoreとGoogle Playでは、ブックマークに相当する機能を用意していない。そのため、ページを閉じてそれっきりアプリ名が分からなくなってしまったり、あとでダウンロードしようと画面を開いたままにしておいてそのまま忘れてしまうこともしばしばだ。メモするだけならスクリーンごとキャプチャーする方法もあるが、これにしても結局アプリ名を手打ちで入力し直さなくてはいけないので、あまりスマートとはいえない。
今回は、この両ストアで、あとでアクセスするためにアプリ名を記録しておく効率的な方法について考えてみよう。
App Storeのアプリ紹介ページには、「友達に教える」というボタンを実装している。これはおすすめのアプリを友達にメールするための機能なのだが、これを自分宛に送信すれば、ブックマークの代替として役立てられる。
自分のメールアドレスを記入して送信する以外にも、はてなブックマークやEvernoteなど、メールでの投稿に対応しているサービスに送って保存することも可能だ。サービスによっては保存後にページを開くのに一手間掛かる場合もあるが、アプリ名を忘れずに記録しておく用途としては十分だ。

画像左ははてなブックマークにメール送信して保存したところ。説明文が丸ごとコメント欄に入るためやや煩わしいが、ブックマーク用途としてはじゅうぶん目的にかなっている。画像右はEvernoteに送信したところ。「***(アプリ名)をチェック」という題で保存する。タイトルの後ろに「@ノートブック名」「#タグ」を入力することでノートブック名とタグを指定することも可能だが、2バイト文字などの関係か、筆者環境ではうまくいく場合とそうでない場合があったGoogle Playはもっと簡単。画面右上の「共有する」ボタンを押すことで、連携可能なアプリの一覧が表示するので、ここで好みのアプリを選ぶことによりアプリの情報を保存できる。メーラーを選べばURLを記した新規メールが立ち上がるし、Evernoteを選べば新規ノートブックを作成する、といった具合だ。自分宛にツイートしたり、DropboxにURLを保存もできる。
やや癖があるのが、アプリ名なしでURLだけが保存される場合があること。URLの文字列を見ればおおよその見分けは付くが、あとで分かりにくくなる場合もある。メモアプリ「Catch」のように、保存時にタグやストリーム(Evernoteで言うところのノートブック)が指定できるアプリもあるので、自分が使いやすいアプリを選んで保存方法を工夫するとよいだろう。


画像左はEvernoteに保存しているところ。iPhoneの場合と違ってメール投稿ではなくダイレクトに保存する。画像中央はDropboxに保存したところ。テキスト形式なので別アプリで開いて参照できる。アプリ名はなくURLのみとややそっけない。画像右のメモアプリ「Catch」であれば、保存時にタグやストリームで分類できるので便利だ
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