外出先の住所をPCで記録しておいて、後からスマートフォンで見る。WebブラウザSleipnir 3.5には、こういう操作をしている場合に、より簡単にできる機能が搭載しました。
2012年6月10日〜2012年6月16日
先週、最も読まれた記事は「第13回 PCが遅いときの7つの処方箋」。次点は「スマホのKindleアプリを『あとで読む』ツールとして活用する」でした。
4位と8位には、米ハーバード大学マイケル・サンデル教授の出張講演リポートから、「原発再稼働の判断、権限は国か地方か――マイケル・サンデル教授の『民主主義の逆襲』」と「震災時に信頼、政府かTwitterか――マイケル・サンデル教授の『民主主義の逆襲』」がランクインしました。
さて、本日リリースしたPC用Webブラウザ「Sleipnir 3.5」。記事でも紹介しましたが、WebKitの採用で動作が速くなったこと、そしてスマートフォン連係、Webアプリ連係などの新機能を搭載したことが特徴となっています。詳細は記事をご覧頂きたいのですが、私が一番いいなと思ったのはスマートフォン連係機能です。
簡単に説明すると、Sleipnir 3.5(PC側)からスマートフォンアプリ「Sleipnir Linker」にデータを送信する機能です。Sleipnir 3.5で閲覧しているページのURLやページ内に記載している電話番号、文字列を、数ステップでスマートフォンに転送できるのです。
私は外出をする際、訪問先の場所を確認する方法として、地図(URL)を会社のスケジューラー、もしくはGmailの下書きに貼り、それを外からスマートフォンでアクセスして確認していました。例えば以下のような感じです。
リンク先に地図が表示されている場合はいいのですが、住所が書いてあるだけだと、それを一度コピーして地図アプリを起動して検索して、というように、ちょっとした手間が発生します。
それがSleipnir 3.5であれば、PCで場所を検索しておき、右クリックでスマートフォンに送信。スマートフォンの通知画面をクリックで地図アプリを起動して、確認ができます。ブラウザを開いてスケジューラーにアクセスして、という作業がなくなるので、非常に便利です。
Sleipnir 3は、フェンリルが開発に約3年をかけてリリースしたブラウザです。そして今回のアップデート。スマートフォン連係などの機能追加に加えて、WebKitの採用で操作スピードも向上しました。フェンリルが言うように、大幅なアップデートと言っていいでしょう。
私は自宅ではSleipnir 2を使用していて、会社ではアクセス速度が速いという理由からGoogle Chromeを使っています。ですが今回、Webkitの採用でChromeと変わらないくらい速くなりました。かつ便利なスマートフォン連係機能を搭載しています。しばらくSleipnir 3.5を使用してみて乗り換えを検討してみたいと思いました。より速いブラウザ、便利なブラウザを求めている人、そしてPCとスマートフォンを併用しているという人に、Sleipnir 3.5はオススメです。
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