内田洋行、「働き方」「働く場」を支援するコンサルサービスを開始

内田洋行は、企業の生産性向上や躍動的な活動を目的とする「Change Workingコンサルティングサービス」を開始した。組織内外とのコミュニケーションの在り方や会議の仕方など、多岐にわたって支援していく。

» 2012年09月25日 08時00分 公開
[上口翔子,Business Media 誠]

 内田洋行は9月24日、組織の「働き方」と「働く場」の変革を支援する「Change Workingコンサルティングサービス」を開始した。

 企業の生産性向上や躍動的な活動を目的として、企業ごとに最適な支援プログラムを提供する。具体的には、以下4つのサービスメニューを用意しており、組織内外とのコミュニケーションの在り方や会議の仕方、職種や部門を超えた情報共有のプロセスなど、多岐にわたって支援していく。

  • ワークスタイル診断:企業のワークスタイルを診断し、課題と変革による期待効果を明らかにする
  • ワークスタイルセッティング:変革目的、目標を明らかにし、変革促進施策を抽出する。加えて、社員の参画を促すワークショップなどのプログラムの実施を支援する
  • ワークスタイルスパイラルアップ:移転、リノベーションなどのイベント完了後や変革施策導入後の定着とスパイラルアップのため、導入効果測定と定着促進策の検討を支援する
  • ワークプレイスプログラミング:ワークスタイル変革の舞台となるワークプレイスのコンセプト開発と設計要件定義を行う

 料金は、企業規模や選択するサービスメニュー、コンサルティング期間に応じて決定する。内田洋行によると、既に8社の受注が決定しているとのこと。初年度の売り上げ目標は7億5000万円を掲げている。

自らもワークスタイルの変革を実践中

内田洋行 オフィスエンジニアリング事業部 知的生産性研究所長 執行役員の平山信彦さん

 内田洋行は、2012年2月に「新川第2オフィス」を開設し、そこで自らワークスタイルの変革に向けた取り組みを実践、実証している。Change Workingコンサルティングサービスはそのノウハウを生かしたもの。7月に新設した専任のチームを中心に、企業の経営者と現場の社員双方が満足のいくワークスタイルを提唱していく。

 チームメンバーの1人で、内田洋行・知的生産性研究所の平山信彦所長は「近年、組織風土やコミュニケーションの在り方を変えようとしている企業が多く、内田洋行にもそうした商談が増えている。コンサルティングサービスを通じて、企業の経営者と現場の社員双方が満足のいくワークスタイルを提唱していきたい」としている。

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