――漫画家として活躍する一方で、新しいことに挑戦したいという気持ちがあったのでしょうか。
漫画と漫才は全く別の挑戦と言えますね。本当にやりたいことを一つ選べ、と言われたら昔から「芸人さんになりたい」という思いがあり、今もその思いは変わりません。ただ、しゃべりが下手だったから漫画で今も人を笑わせているわけです。
――漫画はこれからもずっと描き続けていくのだと思います。漫画を描くことは森田さんにとってどういうものなんですか。
うーん……(しばらく考えながら)仕事、かなあ……。でも『べしゃり暮らし』は違いますね。『べしゃり暮らし』は本当に憧れの芸人さんを描いているので。しかも自分のネタを描けている部分もありますしね。だからそれは「生きがい」とも言えますね。
――今後、『べしゃり暮らし』をどういうものにしていきたいですか。
僕は負けず嫌いなところがあるので、他の人にこういう漫才の漫画を描かれるのがとても嫌なんですよ。もっともっと『べしゃり暮らし』を面白くしていって、もうお笑いの漫画は『べしゃり暮らし』があるからやめとこう、と他の漫画家が思うぐらいのものにしていきたいですね。
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