堀江貴文氏が出資する宇宙ベンチャー、インターステラテクノロジズ(北海道大樹町)は6月14日、小型ロケット「えんとつ町のプペル MOMO5号機」を打ち上げた。同機は午前5時15分に打ち上げられたものの、およそ1分後にエンジンを緊急停止させ、海上に落下。同社によれば到達した高度はおよそ11キロで、高度100キロの宇宙空間には到達しなかった。
「MOMO」5号機は2019年末に打ち上げを予定していたものの、電子機器の不具合などが原因で延期した。原因究明と対策を終え、MOMO3号機以来、2度目の宇宙空間の到達を再度目指していたが、4月には新型コロナウイルスの影響によって、5月に予定していた打ち上げも延期を余儀なくされていた(関連記事「新型コロナで苦渋の決断――ホリエモン出資の宇宙ベンチャー・インターステラ稲川社長が“打ち上げ延期決定前”に明かしていた「人材育成と成長戦略」」を参照)。
6月3日に同社が開いた記者会見で、取締役の堀江貴文氏は記者の取材に対し「定常的に観測ロケットが打ち上がるのはわれわれのビジネス上、非常に意義のあること。連続して打ち上げが成功するようになると商用的、実用的に使えるという評価を受けることになる」と答えていた。
同社はこのあと午前9時よりインターステラテクノロジズ公式YouTubeにてオンライン記者会見を開催する。
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