「介護職から異職種に転職してよかったと思いますか?」という問いに「思う」と答えた人は49.8%、「まあ思う」と答えた人は39.8%で、全体の約9割の人は転職に満足していることが分かった。
「転職してよかった理由」としては、「給料面。今はやればやるほど自分の給料に反映されるので」(同29歳男性)、「休みが土日に固定されたため」(同35歳男性)、「やりたい仕事に就けたから」(同58歳女性)、「身体の負担が減った」などの回答が寄せられた。
中には「介護職の時は、勤務中はもちろん退勤後も利用者のことを考えていて、休まらなかった。再就職後は『仕事は仕事』と割り切れて、心身ともにストレスが軽減したように感じた」という人も。一方で、事情があって介護職を離れ、転職には満足しているものの、「介護の仕事自体は大好きだ。また働ける環境が整ったらチャレンジしたい」という人もいた。
「転職してよかったとは思わない理由」としては、「介護職の待遇が見直されて条件のよい会社も増えていると思うので『介護を続けて手に職をつけていたほうがよかったのかな』とも感じる」(同24歳女性)、「全くの異業種への転職はなじむのに時間がかかる」(同28歳男性)、「仕事が見つからなかった」「転職先の条件がよくない」といった回答が寄せられた。また、「介護職が好きだと気づいた」「介護職に戻りたくなった」という人や、異職種への転職後に「再転職して介護職に戻った」という人もいた。
今回の調査は、介護職から転職した経験のある人を対象に、インターネットで行った。期間は10月2〜20日、有効回答数は191人(女性114人/男性77人)。
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