ここまでのインタビューから私が感じた、愛されるキャラクターを育むためのポイントを3つにまとめさせていただきます。
かわいいキャラクターとは縁のなかった、オーディション番組から現代の共感のつくり方があると捉え、NEXT KAWAII PROJECTを生むなど、関わりのないところからも“なぜ好まれているのか”言語化することでうまく取り入れ、ファンを増やす施策につなげていました。
余白があるからこそ、他の共感とも重なるような良いコラボができるということ。さらには時代が変わってもうまく時代に合わせて変化をし、愛され続けるポイントにもなっている、ということが分かりました。
リアルの場で共感してくれるファンのニーズに応える、そして喜んでくれているファンを目にする。そのことがキャラクターたちに対する共感を捉え続けることにもつながっているように感じました。
振り返ってみると、これらのポイントはキャラクターのプロデュースに限らず、多くの商品や事業で汎用できる学びのように思います。例えば「長く愛される商品や事業となるよう育成する」ことを考える際には、まずこの3つから取り組んでみるのはいかがでしょうか。
最後に、インタビューにご協力くださった池内さんの思いのこもったお言葉で、本記事の締めとさせていただきます。
池内氏: かわいいとか、そういうエンターテイメントというのは、なくても生きていけるものだとは思うんですけど、人生を彩るもの。そういう意味では逆に、不可欠なものでもあると思っています。人によって楽しみ方はいろいろあると思うんですけど、キャラクターたちがさらに彩ってくれていたらうれしいです。
株式会社 新潟博報堂│株式会社 博報堂 STP局
マーケティングプラナー/ヒット習慣メーカーズ
2020年 新潟博報堂に入社。2023年より博報堂にて、一人前のマーケターを目指して修行中。幼少から好きなかわいいキャラクターはバッドばつ丸くん。
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