ドライビングで見る深層心理?!:+D Style モテるクルマの選び方(2/2 ページ)
新年第1弾の“モテ車”は、自動車の開発にも役立てられている「交通心理学」を考えてみました。運転しやすい「インタフェース」って? あなたはステアリングを握ると人格が変わってしまう「オラオラ気質」?
しかしこの「モテ車」で、何も私は正月早々小難しい講釈をたれたいんじゃありません。
そのサイトには、もっと誰もが「もしや、自分のこと?」とはっとするような、誰もが「あるある!」と納得するようなある現象が検証されていたのです。
「アノ人、普段は穏やかなのに、運転すると急に人格変わるのよね……」なんてこと、経験したことないですか?!
こういったことも、交通心理学の分野に入るんですって!!
交通心理学ではこの、ステアリングを握っているときの自分こそが「本当の自分」だそう。クルマというものは、自分の本来の性格を「誇張してしまう」機械、なんだそうです。
クルマの持つ速さ、強さ、などが、「まるで自分が強く、速くなったような錯覚を起こさせ、自分自身の機能が向上したかのような心理状態」をもたらすのだとか。
またクルマは密室。
この密室ということも、普段仮面の下に隠れていた自分本来の性格が露呈しやすい状態なのだそう。
以下はコンセプトカー。同じくメルセデスからFusion700。シンプルですが、この中に様々な機能が使いやすく投入されています。楕円形のおおきなステアリングは体格の小さい日本人には扱い辛いかもしれませんが、量産車にフィードバックされる時には改善されているでしょう
ですから、エンジンに火を入れた瞬間に「オラオラ!!」になってしまう人は、実は根っこのところが「オラオラ気質」ということになります。
「ええ、どうしよう、車線変更……」なんてテンパってしまう人は、根っこのところがテンパリストだってこと。
「そ、そんな……ガンダムに乗ってるんじゃあるまいし……自分の機能が向上したかのように錯覚するって……」となぜか脳裏にはメカモノアニメで戦う自分を想像してしまった私ですが、そこで記憶の底からとあるトークショーでオハナシをうかがった、レーシングドライバーの言葉が浮かんできたのです。
幼少の頃、ガンダムに乗りたかった彼は、ガンダムっぽいマシンに乗りたい! とクルマやバイクに興味を持ち、結果レーシングドライバーを志したと言います。
「レーシングカーって、ガンダムっぽいでしょ?!色んなボタン付いてるし」と笑顔で話されていました。
クルマ業界に異様にガンダム好きが多いのは、偶然ではないのかもしれません……。
さて、この件のレーシングドライバー。
正しく(?)プロの道に進み、サーキットでオラオラ!! しているからその潜在意識の処理は正しいと言えますが、一般ドライバーはどうでしょう?
職業柄、色んな方の運転するクルマに乗せていただくことが多いのですが、プロのレーシングドライバーはクラスが上の人であればあるだけ、一般道での運転は非常にスマートでジェントルマンなことが多いのです。
サーキットは一方通行だし交差点もない。基本的に競技中は運転の上手な人しかコースインしていないけれど、一般道では運転の上手なひとも下手な人も、四輪も二輪も、自転車も歩行者も老若男女が同時に道路を使っています。
安全運転をするのは、事故を未然に防ぐためのリスクマネージメント、というわけ。
でもね、一般ドライバーの中には……「そんな運転したら怖いやん!!」と、助手席もしくは後部座席で背中がひやっとするような運転する人、結構多いんです。
シトロエンのハイブリッド・ディーゼルカー「Cカクタス」。カクタスとはサボテンのことですが、サボテンというよりお花畑のようなファンシーなラブリーさ。ダッシュボードなどを省き、省資源化を図ったモデルです。案外ダッシュボードっていらないのかも……と思わせる、強引ではありますがそれが逆に新鮮さを感じさせるデザインですよね
いきがった運転は、独りよがりなことが多い、ということを証明するのは私の友人一同で、「あんまり独裁的な運転するもんだから、ちょっとドン引きしちゃってさ……」なんて会話もガールズトークではよく聞かれるグチ。
心理学的にどうのこうの、なんて実証がなくても、女子は直感的にアナタの本当の性格を見抜いているのかも!!
荒い運転はウマイ運転ではないってこと、冷静な助手席では、案外分かってしまうものなんですよね。
かく言う私も、どっちかというと「オラオラ寄り」。女子でオラオラって……一番イケてませんやん!! キャ〜〜〜!!
このコラムを肝に銘じて、2008年はモテドライビングを極めたいと存じます。
本年も、どうぞよろしくお願い致します。
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