GR DIGITAL IVは、光学フィルターのチューニングによって細部描写に磨きがかかった印象だ。特にRAWに記録されたデータには、コンパクトデジタルカメラではつぶれてしまいがちな細部にも細かい情報が含まれている。例えば、ビルの壁面の細かい模様も解像感がありすぎてモアレが出てしまうほどで、GXR MOUNT A12(レビュー)に並ぶ、解像感という部分に強みを持ったデジタルカメラに仕上がっている。

左上のビルの壁面の細かい模様がしっかりと描写されている(写真=左)、RAWデータをシャープネスオフ、トーンカーブリニアで出力した素の画像。画面中央のタイル模様がしっかりとデータとして記録されている事が分かる(写真=右)新製品にフルハイビジョン動画や顔認識、タッチパネルなど今風の機能はない。ただ、写真撮影が好き、そしてGR DIGITAL好きな人にとっては、新機能は既存機能と上手に融合しており、無駄のないカメラに仕上がっているといえる。
外観はシンプルだが、細かい配慮やカスタマイズ性など、まさに初代GR DIGITALから受け継いだ「うまみ」ももちろん、詰まっている。このブレのない潔さがGR DIGITALの魅力であり、道具として使っていても飽きが来ず、長く使っていける理由もそこにあるのだろう。
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