ビデオカメラ販売ランキング(2月27日~3月4日)
卒入学式シーズン、ビデオカメラの売れ筋と注目モデル
GfK Japan調べによる、デジタルビデオカメラの販売ランキングをまとめた。集計が3月上旬と卒入学式などライフイベントを目前とした時期となるためか、高機能・高画質を前面に押し出すモデルより、ベーシックなエントリーモデル、もしくは本体サイズやカラーなどから女性向けを訴求する製品の人気が高い。
販売ランキングで人気の高いソニー「HDR-CX270V」やJVCケンウッド「GZ-E265」はベーシックモデルに分類できる製品で、突出したスペックを持つ訳ではないが、裏面照射型CMOSセンサーを使ったフルハイビジョン映像、余裕のあるメモリ容量(両モデルともに32Gバイトのメモリを搭載する)、高倍率ズームレンズ(HDR-CX270Vは光学25倍、GZ-E265は光学40倍)など、卒入学式などの録画用と考えれば十分なスペックを備えており、価格もこなれている。人気が出るのも納得できだ。
卒入学式需要という意味では「小型軽量」「カラーバリエーション」を前面に押し出し、これらのイベントでカメラ役となることも多い女性の支持を狙うモデルも目立つ。販売ランキングトップ10にはパナソニック「HC-V300M」「HDC-TM45」「HDC-TM25」がランクインしているが、これらはいずれも“愛情サイズ”をうたう製品。ちなみにHDC-TM45/25は昨年のモデルであり、既に在庫のみの状態。店頭では安価に販売されているようだ。
ミドル~エントリークラスのビデオカメラでも1920×1080ピクセルのフルハイビジョン録画が標準機能となり、各社はズーム倍率やメモリ容量、ひいては販売価格ぐらいしか差別化が打ち出せなくなっている。前述したよう家庭用ビデオカメラという商品ジャンルにおいては対象を女性に絞るなど、製品企画という意味ではまだ差別化を図ることも可能だが、新機能の追加で他社製品、もしくはデジカメやスマホの動画撮影機能との差別化を図るのは難しいと思われていた。しかし、ランキングを見ると、ユニークな機能を搭載した製品が支持を得ていることが分かる。
それがランキング7位に登場しているソニー「HDR-PJ590V」。ビデオカメラにプロジェクターを内蔵し「撮る」と「大画面で見る」を1台に収めた製品だ。
搭載するプロジェクターのパネル解像度は640×360ピクセルで、100インチまでの投映が可能となっており、最長5メートルの投影距離を持つので、リビングなどで利用すれば大半のテレビ以上の大画面で撮影した映像楽しめる。投影用スクリーンもあるに越したことはないが、壁や天井、ふすまなど、映し出す先が白色系ならば十分だ。
ソニーとしてはプロジェクター内蔵ビデオカメラを一昨年から投入しており、その際には2モデルのみの搭載だったものの、今シーズンはHDR-PJ590Vを含む3モデルを投入している。他社の追従は今のところ見られないが(「プロジェクター搭載デジカメ」はニコンが発売している)、こうした「撮った後の楽しみ」の提案がどれだけ受け入れられるか、興味深いところだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、くら寿司ちいかわ騒動巡りコメント 出品削除・禁止の有無は
-
2
くら寿司、「ちいかわ」コラボ中止 従業員による不正行為判明で
-
3
「データセンターの排熱で温泉を作ろう」が難しい3つの理由 本職のDC技術者にガチで考えてもらった
-
4
配布前の「ちいかわ」グッズがメルカリに? くら寿司コラボ第2弾、初日から“内部犯”の臆測呼ぶ 第1弾に続き
-
5
Duolingoの新アイコンが「気持ち悪い」 世界のユーザーから「元に戻して」の声
-
6
103年前の関東大震災、どこがどれだけ揺れた? 市区町村別の「詳細震度」マップがXで話題に
-
7
Suica、3つの新キャラ候補を発表 ネット投票で決定へ ペンギンは27年3月末で卒業
-
8
東京23区で「徒歩10分以内」に駅がない地域はどこ? 駅空白地帯マップが話題
-
9
近くの“安いマック”が分かる「価格帯マップ」話題 スタバやコメダも対応 店舗の価格差、独自に調査
-
10
大雨で「首都圏外郭放水路」稼働 濁流が“地下神殿”を満たすまでの動画公開 国交省
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR