前回に引き続き、デジタル一眼ランキングの1〜5位の顔ぶれは変わらず。1位からキヤノン「EOS Kiss X5 ダブルズームキット」、ソニー「NEX-5 ダブルレンズキット」、ニコン「D5100 ダブルズームキット」、パナソニック「DMC-GF5 電動ズームレンズキット」、、オリンパス「E-PL3 ダブルズームキット」が人気を集めている。
6位以下の顔ぶれも大きな変化は見られないが、ソニー「NEX-7 レンズキット」が10位から7位、オリンパス「OM-D E-M5 レンズキット」が12位から9位にと上がっており、夏商戦期らしく、高級機の人気がじわじわと上がっているのが感じられる。
ランキング集計上はまだ7月上旬(今回は7月9日〜15日集計)だが、今週は9月発売予定の新製品が発表された。9月中旬より販売開始されるキヤノンのミラーレス「EOS M」だ。
キヤノン初のミラーレスという事だけも高い注目を浴びる製品であり、これからレンズ交換式デジタルカメラを手にしようというエントリー層はもちろん、既存EFレンズを組み合わせるためのマウントアダプターを同梱したキットも用意されることから、既にEOSシリーズのデジタル一眼レフを所有しているユーザーからは、「サブカメラとしてどうか」という関心が寄せられることは想像に難くない。
7月23日に行われた製品発表会では、タッチ&トライコーナーに多数のEOS Mが用意されており実際に触れることができた。EOS Mが採用する新マウント専用レンズ「EF-M22mm F2 STM」ならびに「EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM」を装着した状態では、発売まで2カ月以上ある製品とは思えないほどAF動作はスムーズだった。
ちなみに同社オンラインショップでの販売価格はボディのみが7万3290円、「EF-M22mm F2 STM」とのレンズキットが8万3790円、「EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM」とのレンズキットが8万9040円、ダブルレンズキットが12万5790円。量販店店頭ではもう少し下がるかもしれないが、他社のエントリー向けミラーレス一眼に比べると、当面はやや高めの販売価格になることが避けられないだろう。
9月より店頭に並ぶとなると、秋の運動会や年末年始に向けての商品として訴求されることとなるため、ライバル各社も何らかの新製品や新パッケージを用意してEOS Mを迎え撃つことになるだろう。要注目の9月になりそうだ。
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