パナソニックはコンパクトデジタルカメラ“LUMIX”の新製品として防水を始めとしたタフネス性能を備えた「DMC-FT5」を2月下旬より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は5万円前後。
昨年発売された「DMC-FT4」の後継となるタフネスモデルで、水深13メートルでの利用に耐える防水性能、防じん、2メートルの高さからの落下に耐える対衝撃性能、マイナス10度の環境でも動作する耐低温性能、100kgfの耐荷重性能を備える。また、レンズ前面の保護ガラスを2重ガラスとすることで、寒暖差による結露を防ぐ仕組みが取り入れており「耐結露性能」までも兼ね備えるともいえる。
撮像素子は1/2.33型 有効1610万画素高感度MOSセンサーで、画像処理エンジンに「新ヴィーナスエンジン」を搭載したこともあり、1080p(AVCHD progressive)の動画撮影も可能となっている。動画はAVCHDのほかMP4でも記録できる。ステレオ録音も新たに対応した。
FT4になかった機能としては、水中で赤色の再現性をアップする「アドバンス水中モード」を搭載した。これは市川ソフトラボラトリーの水中写真用ソフト「SILKYPIX Marine photography Pro4.0」で利用されている技術を利用したもので、青みがかかりやすい水中でも赤色の再現をより自然なものにする。アドバンス水中モードでの動画撮影も可能だ。
スマートフォン連携も搭載しており、Wi-Fiでスマートフォンへ無線転送する自動転送機能やスマートフォンをワイヤレスリモコンにするリモート撮影などが行える。NFC(Near Field Communication)にも対応しており、NFCを利用することでカメラとスマートフォンの接続設定を簡単に行える。
GPSおよび方位計、気圧/高度計といった各種センサーもFT4から引き続き搭載。GPSには新たにロシアのGPSシステム「GLONASS」へ対応することで測位精度を向上させており、ロギング機能も追加されている。
撮影機能としては、インターバル撮影とインターバル撮影した静止画を動画に生成する機能を備えている。そのほかにも、撮影時にフィルターを適用できる「クリエイティブコントロール」や撮影後にフィルター処理をできる「クリエイティブレタッチ」、HDR撮影、最高10枚/秒の高速連写機能などが用意されている。本体サイズは109.2(幅)×67.4(高さ)×28.9(奥行き)ミリ、約214グラム。ボディカラーはホワイトとオレンジの2色。
スマートフォンから操作可能なスリムデジカメ“LUMIX”「DMC-SZ5」
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