やっとマイクロフォーサーズカメラの決定版が出た、と思ったのですよ。パナソニックの「DMC-GX7」(以下GX7)を触って。実用性がとても高いミラーレス一眼、という言い方のほうがいいかな。
ミラーレス一眼といえば液晶モニタを見ながら撮るコンデジの延長線……的なイメージが強いけれども、実のところ、ミラーレス一眼のカメラとしての良さを引き立たせるにはEVFが欠かせないと思う。
「EVF」をのぞけば被写体に集中してしっかり構図を決めて撮れるし、背面モニタを見ればコンデジらしく自由に気楽に撮れる、その両方を1台でこなせるところがいい。さらに背面モニタがチルトすればさらに撮影の自由度が高まる。
EVF+可動式液晶のミラーレス一眼は多くあるが、その中で一眼レフスタイルじゃない製品は数少ない。しかもGX7はEVFも90度チルトするのでEVFを使った撮影も自由度が増えた。これはいい。
さらに、とうとうボディ内手ブレ補正を搭載した。まだ補正レベルはあまり高くないが、同社の手ブレ補正を持たないレンズやオリンパスのレンズを気軽に使える。今後、もっともボディ内手ブレ補正が必要なエントリーモデルを筆頭に、ボディ内手ブレ補正モデルが増えてくると思う。
この3つに加えて、グリップしたときの感触がいい。ほどよくがっしりしてて、ボタン配置やダイヤルも使いやすく、手に馴染む感じ。しっかり作ってあるハイエンド機という印象だ。
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